2013年11月24日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : THE BAWDIES


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半年間に及ぶ全国ツアーの航海に出ていたTHE BAWDIESから、ボーカルのROYが新曲を持って寄港!

ROY:THE BAWDIESのROYです、よろしくお願いします、YEAH!!!
クリス:相変わらずテンション高いね。
ROY:はい(笑)!
クリス:現場入って来たときからそのテンションだからいいと思う。
ROY:Paul McCartneyを観たばっかりですから。
クリス:ポール凄いよかったね!71歳とは思えない。
ROY:本物のビートルズが目の前にっていうだけで、3曲に1回泣いてました。

クリス:今年1年はどんな年でしたか?
ROY:1月にこの番組に出演させて頂いた後から、半年間ツアーを駆け抜けてきました。夏にはフェスに出させて頂いて、それからアジアツアーも行いました。気づけば1年ずっとツアーだったかなという印象です。
クリス:アジアのオーディエンスの反応はいかがでしたか?
ROY:ロックンロールというものが日本よりも根付いていない場所だったので、最初はポカーンとしている人も多かったんです。でも徐々に飛び跳ねたり、僕らが直球で演奏したものを真っすぐに受け取ってくれて、最後はみんな笑顔で盛り上がってくれました。ロックンロール対する反応もそれぞれで面白かったです。韓国のフェスでは何千人も収容出来る会場に、最初お客さんが30人くらいしかいなかったんです。でもライブの途中にお客さんが携帯いじりだして、ツイートしてたんですよ。それで、最終的に4〜500人くらいまで増えたのはめちゃめちゃ嬉しかったです。
クリス:MCはどうやったの?
ROY:三か国の言葉はなかなか覚えられなかったんですけど、ギターのTAXMANが地元で酒を頼みたいがために言葉をすぐ覚えたんです。なので、彼がずっとその土地の言葉でMCをしてました。日本ではそんな喋らないし役に立たないのに(笑)。

クリス:THE BAWDIESのニューシングルが「THE SEVEN SEAS」。パイレーツ・オブ・カリビアンのイメージが頭に出てきますが、これはどういう曲ですか?
ROY:ラブソングです。でも、ラブレターを渡して“大好きだ、愛してる”と伝えるというよりも、もっと広い世界観の楽曲で、それこそ人生丸ごと愛し包もうという壮大な曲になっていると思います。
クリス:ツアー中に作った曲なんだ?
ROY:ツアー中に曲を書くと、身体がライブモードになっているのでわりとアッパーなロックンロールが出来たりしやすいんですが、今回は真逆でした。ツアーがバンドにとって最長の59公演で、半年間周っていたので、感じた事のない感情が生まれていました。これ以上煮えたぎれない状態だったのもあって、熱量よりも光や優しさ、温かさというものを身体が求めていたのかもしれません。

クリス:ギターの鳴りが今までと違います。12弦のアコースティックギターを使っているということだけど、TAXMANは大丈夫?
ROY:大丈夫です(笑)。普段は、ツアー中も暑苦しいソウルミュージックを聞いているんですけど、今回は、The Birdsなどの時代の温かいサウンドを聞きたくなったんですよね。
クリス:シングルに収録されているもう1曲「1-2-5」はどういう意味?
ROY: 60年代のカナダのガレージバンドThe Hauntedのカバー曲です。当時も特に売れたバンドではないので、時代に埋もれてしまっていたものでした。でも、そういう中にも本当に素晴らしい音楽はたくさんあるんだよ、と紹介するのもTHE BAWDIESの役割かなと思っています。それで今回は、60’sのガレージに絞って好きな曲を選曲しました。
クリス:どこで見つけたの?
ROY:高校の時にレコード屋で、『Back From The Grave』や『Pebbles』などの有名なガレージもののコンピレーションの中に収録されていたのを見つけました。その頃はThe Sonicsに出会った時でもあったので、その時代のバンドは聞きあさっていました。
クリス:この曲には、クロマニヨンズの甲本ヒロトさんが、ブルース・ハープで参加していて凄いじゃないですか!
ROY:以前からヒロトさんとは対バンしたり、一緒にお酒を飲んでレコードの話をしたり、対談させてもらったり、先輩後輩抜きにしてルーツミュージックという繋がりがありました。本当にずっとレコードの話をしてるので、レコーディング当日もまず最近買ったレコードの話をしてました。それで、曲の打ち合わせを全くせずにヒロトさんが「とりあえずやるね」ってブースに入って吹いたワンテーク目が採用になってます。もう最高としか言えないです。ヒロトさんは30分も居なかったと思います。

番組恒例★ピンポンボックス

◎1ヶ月休みがあったら何をする?
ROY:レコードを買いにメンフィスかイギリスに行きます
クリス:アメリカのルーツミュージックといえば南部ですよね。でも結構海外のアーティストが日本に来るとレコード屋さんに行くんですよ。Jimmy Pageだって一日レコードを買う日ってキープしていたりします。
ROY:日本、イギリスはコレクターが多いので凄い量があるんだと思います。
クリス:メンフィスだったら何を買いますか?
ROY:サザンソウルが大好きなんです。特に南部の暑苦しい泥臭いソウルが好きなので、そこでまだまだ埋もれている7インチを見つけてきたいです。

◎年内にやっておきたいことは?
ROY:ギターのJIMくんが運転免許を取ったんです。楽しいのか毎日乗ってて、レコーディング終わりとか、乗る?とか聞いてきてくれて凄く嬉しいんですけど、本当に最近まで自動車学校に通っていたので交通ルールで頭がパンパンなんです。左折するたびに「巻き込み確認」とかいちいちうざったいので、来年までには慣れて頂きたいなと思います。

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