ゲスの極み乙女。、indigo la End、２つのバンドで同時メジャーデビュー！
両バンドのフロントマンをつとめる川谷絵音が登場

クリス：ゲスの極み乙女。とindigo la End、２つのバンドで同時メジャーデビューを果たした川谷さん。若いミュージシャンが掛け持ちでやるのは当たり前にあるけど、バンドのフロントマンが同時に別のバンドでメジャーデビューっていうのはないんじゃない？究極に優柔不断なんですか？
川谷：ゲスの極み乙女。は元々遊びでやっていたので、同時にメジャーデビューということは考えていなかったんです。本当は僕は出したくなかったんですけど、大人の人が出そうよって（笑）。

クリス： indigo la Endの結成が2010年で、もともとは大学生の時に結成したバンドなんですよね。みんな友達だったの？
川谷：mixiで出会いました（笑）。今のゲスの極みの乙女。のベース休日課長も、もとはindigo la Endなんですが、課長だけは、大学の先輩です。
クリス：なんで課長だけゲスに引き抜いたの？
川谷：課長が大人の事情でindigo la Endの活動をしなくなってから、音楽をやってなかったんですけど、もったいないなと思って遊びで始めたゲスに誘ったんです。
クリス：家族二つ持っているようなもんじゃん。indigo la Endが本妻でゲスの極み乙女。が愛人？
川谷：本当そういう感じかもしれないですね（笑）。
クリス：曲全部書いてるんだから大変でしょ。ゲスの極み乙女。とindigo la Endどういう風に使い分けてるの？
川谷：最初はスタンス変えていこうかと思ったんですけど、メンバーが全然違うから行けば雰囲気に流されてそれぞれのバンドの中の自分になるので、あんまり分けてないです。
クリス：両バンドのトラックの違いを教えてください。
川谷：ゲスは鍵盤がいて、indigo la Endは一本ギターが多いので、そこの使い分けで音の違いが出ます。リズム隊も、ゲスはファンクよりでindigoのドラマーはメタルが好きだったりという違いがあります（笑）。

クリス：ゲスの極み乙女。の『みんなノーマル』はメジャーデビュー作ということで、特に意識したことや、今までと違う制作作業はありましたか？
川谷：前作がテンポが速かったので、今度は大人の踊れる音楽を作りたいと思い、全体的にテンポを落としました。

クリス：絵音くんにとっての原点となるバンドは何ですか？
川谷：ゆらゆら帝国です。

クリス：indigo la Endの「ダビングシーン」と、ゲスの極み乙女。の「パラレルスペック」はサビが同じなの？
川谷：コードとキーが全く同じで、歌詞にも二つとも“雨”が入っています。indigoの楽曲が先に出来たんですが、ゲスの楽曲とあえてリンクさせてもいいかなと思いました。
クリス：お客さんはかぶるの？
川谷：最近はかぶっている方が少ないです。
クリス：両バンドのフロントマンをつとめる意気込みは？
川谷：将来はどうなるか分からないですが、今はやるだけという感じです。俺が先駆者になるしかないと思っています（笑）。

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