2014年12月28日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : ドレスコーズ


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2014年、最後のゲスト!実に4年ぶりのご出演です。
ソロプロジェクトとなったthe dresscodesから志磨遼平さんが登場!

クリス:ご無沙汰しております。何年ぶり?
志磨:4年ですって。そんな経ちましたか。
クリス:2011年1月、「毛皮のマリーズ」として出て頂きました。OTOAJITOの番組には出演して頂いたんですけど。すごい久しぶりですよね。お変わりないですが、髪型は随分変わりましたよね?

志磨:変わりましたね、4年前は背中くらいまでありましたからね。
クリス:2012年に「毛皮のマリーズ」から「the dresscodes」になりまして、2枚のアルバムとEPをリリースして、今年の9月に一人体制になってしまったと、これは何で?
志磨:いやぁ〜難しいですけど、まあ、そっちの方が結局向いているんですかね、僕は。一人の方が(笑)。
クリス:協調性がない?
志磨:基本的に、協調性ないです。
クリス:でも最近協調性がないっていうのが褒め言葉になってますからね。協調性がありすぎるところが日本人の悪いところで、自己がないみたいに言われていますけど。それがプラスワードになってきているという。でも人とは仕事できない?
志磨:笑。いや、頑張ってるんですけどね。
クリス:それは制作上のぶつかり合いなの?
志磨:そうですね。でもまあバンドにとっては、普通の事ですしね。だからぶつかるべくしてぶつかって、で、続くのが難しくなってって考えると、わりとまあ当然の事と思っちゃいますけどね。
クリス:自分は独裁者肌だと思います?
志磨:気を使いながらの独裁政権という、一番めんどくさいやつじゃないですかね。」

クリス:バンドになっちゃうと基本的に団体行動じゃないですか、だからある程度アーティストとして自分の作品を作るのであれば、自分でやるにこしたことはないという感じですもんね?じゃあソロで専念することを決めたということ?
志磨:まあ、バンド以外やると思ってなかったので、だから会社員になるくらい違う事だと思っていますね、一人でやるということは。
クリス:大変ですか?
志磨:それがまた、今回のレコーディングがすごいサクサク進みましたね。このアルバム『1』は一ヶ月で作りましたからね。
クリス:いや、これいいアルバムですよ。じゃあ今回のアルバムでソロに向いていた事が発覚したんだ?
志磨:なんかわかっていたんですけどね。だってずーっと僕兄弟もいない一人っ子で、あんまり部活動とかも昔からやってこなかったから、協調性みたいなのを育んでこなかったので、そりゃまあ一人でやるのは慣れてるんですけど。
クリス:これでもサポートは入ってないの?
志磨:ベースは友達の有島コレスケくんという方に弾いてもらって、鍵盤とかシンセは長谷川先生にというアレンジャーさんみたいな人に。だから僕がやったのはドラム・ギター・歌などですね。
クリス:なんでベースはやらなかったの?
志磨:僕今回やって気づいたんですけど、”バンドにおいて、ベースにヘタウマなし!”という。ドラムとかギターは割と下手だけど良い感じの人とかっているんですよね、でもベースで下手だけどいいっていう人はありえないなっということに気がつきまして。ベースは上手い人じゃないとダメと思って頼みました。

クリス:俺がこのアルバムすごくいいなと思ったのが、震災以降は、キレイごとだったりポジティブな曲が多かったんだけど、でも人生っていつも元気でいられないし、陰な気持ちにもなったりとかもいっぱいあるじゃないですか、だから正直な部分がさらけ出さた作品って、逆に開放されるというかカタルシスを感じるんだけど、このアルバムは、結構辛辣だよね、バンドが解散した後に書いた曲な訳ですけど、タイトルだけ聞いてみると。「才能なんかいらない」「もうがまんはやだ」「妄想でバンドをやる」「あん・はっぴいえんど」「愛に気をつけてね」。いいね〜!こういう方が勇気もらえるんだよね。
志磨:勇気出そうよって言われるよりね。
クリス:でもこれ歌詞もいいですよ。これがもし売れなかったらあんたのせいじゃないですよ。
志磨:レコード会社のせいだ(笑)。

クリス:サウンド的に、今回こだわったところは?
志磨:やっぱりロックバンドのレコーディングって、多分ライブ演奏を目指すんですよね。あたかも今、目の前でライブ演奏しているようにスピーカーから聞こえるみたいな。でも今回僕一人じゃないですか、だから生々しいグルーブ感溢れる演奏って嘘じゃないですか、そんなメンバーいないんだから。というのをわかるように録れないかなと思って。やっぱり60〜70年代の音楽って好きなので。あの頃ってトラック数が少なかったりして、最初の方にドラムとか録って、他に色々重ねていったらドラムがすごい小ちゃくなって、歌とか最後に手拍子とか入れたりして、手拍子が一番良い音で録れたりして。そういう生きてる音楽が聞こえる空間じゃなくて、レコードの中だけの独特の。ひとりで多重録音して、そしてらお化けみたいに足がふわーっと消えてなくなる音楽みたいにならないかなと思って。ボトムといって、ドラム・ベースを小さくしたり、モコモコさせたり。
クリス:でもPCで多重録音してるんだよね?
志磨:そうです、でも落としたのはアナログテープですね。

番組恒例★ピンポンボックス

◎この世で一番苦手なものは?
志磨:僕は虫ですね。
クリス:なぜですか?
志磨:生理的にダメですね。彼らの何が嫌ってね、すごい生命力が弱そうなところが苦手なんですよ。すぐにぱって取れそうとか、ああいうところが。だから鳥とかもぱっと見たら可愛いんですけど、ひよことかニワトリの足とかを見ると怖いですね。キャシャ過ぎて。

◎今後チャレンジしてみたいことは?
志磨:僕じゃない人が歌う曲を書くとか。
クリス:それはプロデューサーではなく作曲家?
志磨:作曲家になりたいですね。
クリス:誰に歌ってもらいたいですか?
志磨:女の人で声の小さい人がいいですね。僕シャルロット・ゲンズブールとかが好きなので。モデルさん系でCDデビューを企んでいる事務所さんがいたら僕にぜひ連絡ください。

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