Guest : 久保田利伸
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番組にお越し頂いたのは、2011年7月以来、なんと!3年8ヶ月ぶり! NEWアルバムをリリースしたばかりの久保田利伸さんが久々の登場!
クリス:どうですか、お変わりありませんか? 久保田:3年8ヶ月前にここに、お邪魔して、その後日本でツアーをして、またちょっと休んでボサノヴァのアルバムを作って、それでツアーやって、ちょっとだけ休んで、それでまた新しいアルバムを作りました。
クリス:最近お茶にハマっているんですか? 久保田:え!きっとこれは触れられないだろうと思って、軽く言った小ネタなんですが、お茶のこと話しますか?実はハマっています。 クリス:自分でお帛紗持って? 久保田:いや詳しいことはよくわからないです。でもお茶は大事ですよ。特に僕みたいに色々が海外とかに行くと、禅とか茶道とか、和食もそうだけど大事なものになってくるじゃない。だからどんどん興味が沸いてきて、だからお茶のたて方から拭き方、飲み方とか。知ってます?飲み終わった後に誰がデザインし器をちゃんと見るために、最後まで飲まなきゃいけないという。ていうか、全部知ってるんだね。 クリス:うちのおばあちゃんが表千家で。だから僕小さい時、お帛紗持って、やってましたよ。おばあちゃんに「あなたは注意力が散漫だからやりなさい」って言われて。でも持ちませんでしたね、ちょうどお湯を沸かす辺で挫折してましたね。大変! 久保田:全ての動作に決まりがあって、いちいち大変なんだよね? クリス:そう。全ての物事は順序が大事だと。 久保田:それはわかるけど、気持ちを入れる前に緊張しちゃうよね。 クリス:自分は喉が渇いたら蛇口からそのまま飲むタイプだからね。でも国際的に活動している日本のアンバサダーでもあるわけだから、だってアメリカとか行くと突っ込まれますもんね。 久保田:そうすごい、詳しいヤツがいるからね。
クリス:今度の水曜日、3月18日に久保田利伸さんのオリジナルニューアルバム『L.O.K』がリリースされますが、これは? 久保田:これは、「Lots Of Kisses」。「Lots Of Love」とかはよくありますよね、これも同じような意味です、たくさんのキス・たくさんの口づけ、どうもありがとう、感謝してます。という意味でつけました。このタイトルをつけた時に、「LOL」だと想像がつくけど、「L.O.K」だと説明しなきゃいけないなと。このアルバムは作る前から”ありがとう”とか、”感謝”とか、その辺を音にしたいなと思っていたアルバムなので。下手すれば「ありがとう」をタイトルにしてもよかったんだけど、それをスタッフに言ったら重いと、「引退か!」って言われまして。 クリス:でも久「ありがとう」は保田利伸的ではないよね。久保田利伸のNEWアルバム「ありがとう」より「L.O.K」の方が、みんなほっとすると思いますよ。 久保田:スタッフと打合せしてないよね今日? クリス:いや全然。(笑) 久保田:本当にその通りの事を言われて、2・3日考えて、どうしたらもっとライトで遊びの効いたタイトルになるかなと思って、同じ意味の『L.O.K』にしました。
クリス:今回、新しい試みをした部分はなにかある? 久保田:新しいトライというか、いつもやっている事と、変わりないんだけど、いつにも増してずっと聴いてきたSOUL、Old School、R&Bもそうなんだけど、それと、TODAY'S BEATをどうやってくっつけようかなって。今日もさ、車でこの番組をラジオで聴きながら思ったんだけどさ、ロビンシックの盗作問題あるじゃない?ああいうのも考えようによっては、俺たちの音楽はOld Schoolに強く影響されて、でもTODAY'Sのフレーバーをどうやって遊ぶかって、そういう事をアルバムの中でも色々やりながら。あと、レコーディングする時に、ヘッドホンじゃなくて、イヤホンでレコーディングした、初めて。重いヘッドフォンでやると耳が痛いし、片耳はずすと面倒くさいので、両耳をイヤホンでやると、何もつけないで歌っている感じでいいなと。
クリス:今回のアルバムは日本で全部作ったということですが、なぜ? 久保田:海外でやってもいいんだけど、あまり海外でやらなきゃいけない理由がなくなっちゃった。音作りもテクノロジーも同じだし。でもちょっと前まで海外でやりたかったのは、特にグループピープル、アールアンドピープルというのが、日本は数が少なかったじゃない?だから海外でやればエンジニアリングも含めてそこら中に気の合うやつがいて、でも今は日本にも沢山いるね。ミュージシャンだけじゃなくて音を作る人も。頭で研修して作っているんじゃなくて、もう音でちゃんと作ってる人が多いんで、もう行く必要がない。
クリス:宅録が出来るようになってから、もう個人修行してきた人が沢山いるんでしょうね。 久保田:そこがでも難しいんだけどね。だから最終的にアルバムを仕上げるのに、むちゃくちゃボトムがあつくてファンキーだけど、でもバランスも必要じゃない?個人修行ているやつがその後5年くらい、公共の場で修行してくれると、これが完璧なんですよね。
クリス:このアルバムは久保田利の節がきいているけど、あんまり流行とかトレンドというのがポイントじゃなくて、自分のフィルターに全てのテイストをかけてる感じですよね。 久保田:その通り。俺長いこと、この手の音楽が好きなんだなって思った。40年前のOld Schoolからずーっと好きなんだなと、それが2015年俺が新しい物を作る時に、それがとういう風な形で出ていくかというのが1枚のアルバムに入っているなと作り終わって思いましたね。結局仕上がりも、今年のノリというよりも、自分がずっと好きでやってきたノリがだたここに入っているという。だから逆に言えば、時代感が全然わかんない、というアルバム。
番組恒例★ピンポンボックス ◎一番最初に観に行ったライブ・コンサートは? 久保田:俺が小学校低学年の時に、うちの姉ちゃんが沢田研二のコンサート行って、それをお迎えにいったら入れてくれたのが初めてだったかな? クリス:覚えてます? 久保田:俺も小ちゃかったから、「ワー!キャー!」言っているお客さんの方が覚えてるね。女の人は俺たちとは違う人種だと思ったね。
◎死ぬ前に一度は見たい景色は? 久保田:浮世絵の生を見たいね。 クリス:今は存在していない景色もあるかもしれないですもんね。 久保田:いや、そんな綺麗なもんじゃなくて。 クリス:ああ、春画みたいなやつね。 久保田:その春画を書いている画家のアシスタントになりたいね。絶景でしょ?
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