Guest : ASIAN KUNG-FU GENERATION
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NEWアルバムをリリースしたばかりのASIAN KUNG-FU GENERATION! Vo. & Gt.後藤正文さんとGt & Vo.喜多建介さんの2人が登場!
クリス:前回の出演から約3年4ヶ月ぶりなんですが、後藤さんは以前OTOAJITOに出て頂いたので、そんなに懐かしい感じもしないですが、一昨年2013年にデビュー10周年!で、昨年は後藤さんがソロ活動をしたり、ドラムの伊地知さんがPHONOTONESで活動したり、 メンバーがそれぞれ活動していた感じですが、喜多さんはどんな事をしていたんですか? 喜多:表立った活動はしていないですね、充電期間にあてて。 クリス:どんな充電をしていたんですか? 喜多:主に、家でグダグダしたりとか。あとはたまにスタジオに行ってフニャフニャ歌いながらギター弾いたりとかしてましたね。 後藤:なんかスタジオに信じられない量の缶ビールが積まれているって一時期問題になって(笑)。だからギターの練習じゃなくて、どうもあいつはスタジオで酒を飲んでると。 喜多:入り浸ってね。 クリス:いい感じにグダグダしていた訳ですね。
クリス:そんなアジカン先日、2年8カ月ぶりとなるNEWアルバム『Wonder Future』が完成しましたが、このタイトルはどんな意味合いが? 後藤:「Wonder」ってポジティブかネガティブかどちらかわからないところもあると思うんですけど、でも良い意味での”Wonder”な未来がきたらいいんじゃないかという意味でつけました。 クリス:デビュー時から起用していたイラストレーター中村佑介さんの絵が今回はないですが、それはなぜ? 後藤:これはリスナーのみなさんに未来はそれぞれ描いて頂こうという事で。 クリス:そうか、皆さんが埋めてくれよということで、あえて白紙で委ねているんですね。
クリス:で!このレコーディングはFoo Fightersの「Studio 606」で行なったということですが、どういう感じでここまで至ったんですか? 後藤:もともとプロデュースを依頼していたんですが、忙しくてそれは叶わずで、でもワールドツアー中でスタジオは空いているから貸してあげるよってことだったんで、ちょうどむこうも、デイヴがLAに居てスタジオを使いたいって時は、どんな状況でもはけないといけないらしくて、だから今はツアー中でゆっくり録音できますよって事で貸して頂けました。
クリス:でもやっぱりサウンドはFoo Fightersっぽくなるよね! 後藤:そうですね、特にドラムの音がLAの8ビートって感じの音になりますね。 クリス:でも俺ギターもすごいそんな感じがした。 後藤:向こうに行くから少し意識した部分はあるかもしれないです。
クリス:このスタジオの特徴といったらなんなんでしょうか? 後藤:まあとにかく、スタジオの部屋がでかいので、その鳴りがすごいよく録れる。だからボーカルとかにも自然にスタジオの自然反響のリバーブの音とかが入っていたりとか、そういうところが一番の特徴で。あとは空気が乾いていましたね。高いマイクとかもケースとかに入れずにそのまま置いてあるんですよね。日本だったら湿気でマイクがやられちゃうので、これは、本当に空気乾いてるんだなってビックリしましたね。
クリス:このスタジオはデイヴ・グロールが建てたんですか?それとも前からあるスタジオを彼が買い取ったのかな? 喜多:2005年くらいに建てたんだとか。 クリス:なるほど、じゃあやっぱり計画通りの音場ってことなのかな? 後藤:たぶんそうだと思うんですけどね。スタジオライブも出来る広さだし、あとは楽器を置いておくガレージもものすごく広いし、総合的なものになっていましたね、録るだけに関わらず。 クリス:レコーディング期間はどのくらいかかったんですか? 後藤:半月行っていました、16日くらい僕らはスタジオい居て。 クリス:エンジニアさんも向こうの人? 後藤:ルーってヤツにやってもらいました。 クリス:彼はフーファイのMIXとかもやる人なんですか? 喜多:そうですね、Foo Fighters周りの事をやってますね。 後藤:基本、録りとか、機材のメンテナンスとか、ハウスエンジニアなので、そのスタジオの機材の事はルーが一番わかっているという。 クリス:じゃあ楽器もそこにあるものを使ったり? 後藤:あ、貸してくれました。アンプとかギター。 クリス:だから音色がフーファイ感が出るのかな? 喜多:そういう部分もあったかもしれないですね。
クリス:Easterはドライブ感がありますよね。アメリカで録っただけあって、V8エンジンのアメ車な感じがします。 後藤:ドラムの伊地知が本当に頑張ってフルショットでバシバシ叩いたんですけど、演奏終わる度にソフトタッチだって言われていて、「もうちょっと音出せないか?」みたいな事を言われていて、文化が違うんだなって思って。しかも音がデカいんですけどコンプでつぶさないんですよ。だから強弱のあるサウンドなんだけど太いっていう。 クリス:じゃあ音を加工する以前にそのパワーの音圧から入って行くという、すごいなそれは。 後藤:だからもう皆で、伊地知にお前太れ!肉食え肉!って話をしましたね(笑)。
クリス:でも久々のアルバムで、向こうで録音して得たものってありますか? 後藤:まあこういう風にしていい音を録るんだなとか、技術の面は色々見せてもらえたので、参考になったというか、日本でもう一回やれんのかなっていう心配はありますけど。 クリス:曲は書いたもので録音したの?それとも現場で出来たがったの? 後藤:こっちで基本的に用意していったんですけど、あっちに行ってからドラムの音があまりに太くてよかったんで、これギター1人ずつだと負けるなってことでちょっとダビングしてたくさん重ねました。
番組恒例★ピンポンボックス
◎他人には理解してもらえなそうな些細な悩み事は? 喜多:声が高いことですね。 後藤:そう?最近低くなってきたね。 喜多:昔、結成した頃はもっと高かったんですよ。段々低くはなってきたんですけど、たまにラジオとかで自分の声が流れていると恥ずかしいというか。 後藤:初めて会った時は声変わりしてないのかなっていう印象でした。
◎この世で一番苦手なものは? 後藤:やっぱり虫ですね。昆虫めちゃくちゃ怖いですね。 クリス:虫全般がダメですか? 後藤:蚊とか、羽虫は大丈夫なんですけど、ムカデとかゲジゲジとかが…もう鳥肌! クリス:ほ乳類が誕生する前からいる連中って不気味ですよね。 後藤:そうなんですよ、お前らそのスケールでよかったなって思います。
◎これから挑戦したいBIGな夢は? 喜多:一人でスナックで飲んでみたい。 後藤:小さい夢だな(笑)。 喜多:BIGじゃないんですけど、そういうのってかっこよくて憧れるなって。 クリス:やればいいじゃないですか! 喜多:でも勇気が…。地元でドアノブに手をかけるくらいまでしたことはありますけど、やめとこうみたいな。 クリス:恥ずかしがり屋なんですか? 喜多:ちょっと打ち解けるまで時間がかかるので、誰かに最初は連れてってもらいたいですね。
◎音楽以外に自慢できる特技は? 後藤:難しいな…ほとんどないな…。 喜多:合気道? 後藤:合気道は特技まではいってない(笑)。 クリス:合気道、どのくらいやってるの? 後藤:もう2年くらい前からやってますね。 クリス:あれは呼吸を整えてやる感じですか? 後藤:まあ、人と気を合わせるって事ですね、人の力と同化するとうか、他人と対立しないみたいな。だから僕それを始めてからはメンバーとも対立しなくなりましたね。 喜多:ゼロじゃないですけど、ぐっと減りましたね。
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