Guest : 降谷建志
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初のソロアルバムが完成した降谷建志さんのご登場!
クリス:最近ボルダリングを始めたとか? 古谷:友達に誘われてちょっと行っただけですけど。女子も出来るし、レベル関係なく楽しめるんで、色んなヤツがいて楽しいです。 クリス:どこの筋肉を一番使いますか?コア? 古谷:なんかエキスパートの人にやってもらったんですけど、もう大ナマケモノが無重力の中を登って行くみなたいな感じなんですよ、どうやってるのか全然わかんないんですけど、背中とねじれだって言ってました。なんか下半身からねじっていくと、その力の伝え方で楽に登れるって言ってました。だから俺等が力ずくでやっても1時間したら、ペットボトルも持てないくらい握力がなくなっちゃうんですけど、そいつらは、何時間でもやれているんですよね、力の配分というか、重力と自分の体重でやるスポーツなので、付加も無いし、スッキリした感じになるんですよ。ジムとかの機械で何かをした感じとはまた違うんですよね。
クリス:今回ソロ名義でアルバムをリリースしますが、ソロプロジェクトはいつからスタートしたんですか? 古谷:去年Dragon Ashでアルバムを出してツアーをやっている中で、ある程度今まで感じた事がなかったその時の達成感みたいなものがあって、このまま地続きで、家でDragon Ashの制作に向き合うのは難しいなと思って。で、いい機会だから自分一人でやってみようって。もちろんDragon Ashもずっとやってるんですけど。 クリス:今回どこが一番違うと思いますか? 古谷:今回のアルバムは全部自分でやるっていうのを決めて始めたので、『Everything Becomes The Music=全てが音楽になる』っていうテーマを掲げてやったから、すごい些細な事でも音楽にしてるんですよ。日常のなんでもいい、匂いとか、ほのかなハピネスとか、それを曲に出来ているので。あとは自分で全ての楽器を行なっている、ドラム・ピアノ・ベース・ギター、作詞・作曲、全て自分で、録りも自分でやって、でも歌の時に自分で録れないからエンジニアさんとディレクターさんに入ってもらって、そこで初めて3人になるんですけど。オケを録ってる時はひたすら一人きりで。 クリス:それは家でやってるの? 古谷:スタジオがあって自分の、だから録音ボタンを押して、ちょっと走って行ってドラム叩いて、やべ、間に合わねえみたいな。それをもう毎日繰り返して、ずーっと一人で。
クリス:オープニングはパソコンを打つ音がしてるけど、あれは? 古谷:あれは、”Everything Becomes The Music”ってタイピングしてるんですよ。だからそれすらも音楽にしようっていう。 クリス:これは、”Everything Becomes Music”じゃなくて、”The Music”なんですよね、そのこだわりは? 古谷:すべてが音楽になるんだけど、楽器できなくても音楽が出来る時代なので、ボタン一個押せば音が流れるし、画面上で構築すれば楽器が弾けなくてもその音色が流れる時代だから、”Just Music”にはなるんだけど、俺はそういう教育は受けてきてないから、雑誌とかの数少ない情報で、ギターヒーローとか観て、こうやって持ってんだ、これぐらいのストラップの長さなんだ、あのコードこうやっておさえてんだとか、そういう所から入ってるから、俺は楽器が弾けるのがミュージシャンだと思ってる気持ちが強くて、”The Music”っていうのは、意味としては”Real Music”というか、楽器をガキの頃から演奏して、手を腫らして、楽器上手くなっていく、その上でプロになれて、曲を作れてっていうのが成り立ってるっていうのを全部見せたいし、元々楽器の才能とかなかったから。例えばギターいっぱいやってもスラッシュみたいになれない、ベースをバーってやってもフリーみたいになれない、で悔しいって敗北を続けているうちに、気がついたら、大体の楽器は触れるようになってるなみたいな。ということは、全部一人で頑張れば出来るかもみたいな。これはスラッシュには出来ないと思うんですよ、ギターヒーローだから、でも俺には出来る事だから、コンプレックス抱えてずっと続けてたら、いつの間にかそのコンプレックスがオリジナリティとかアティトゥートに繋がったって俺は思っていて。だから、楽器うまくいかないなとか、曲作りたいなとか思ってるヤツ全員がこのアルバムは作れるから、時間をかけて努力すれば。
クリス:一番難しかった楽器ってなに? 古谷:ピアノっすね。全然弾けないんで、すごい練習して。全然難しい事はやってないんですけど、単純に慣れ親しんでない楽器なんで、それこそ譜面も読めないし、コードも名前もわかんない、だから耳で全部やるんですよ。 クリス:作業期間としてはどのくらいかかりました? 古谷:去年の5月くらいから今年の5月くらいかな。 クリス:曲はわーっと出てきたの? 古谷:そうですね、アイデアとかパッションとかが枯渇するみたいな事はずっとなかった。Dragon Ashだと、300曲書いて、次に301曲目を書こうって事だから、そこでまだプログレッシブでいることって、針の穴に通す事みたいに大変な事なんですよ。良いリフが出てきても、ああ、この曲作ったわ、みたいな。ソロだとそういう事にならないですよね。初めての次の曲だから、ずっとフレッシュだし。木も植えて、切って、それを加工して、自分で家まで建てるみたいな、超DIYっていう。
番組恒例★ピンポンボックス
◎今一番欲しいものは何ですか? 古谷:自分のセカンドアルバムを作る。 クリス:ソロの? 古谷:そう、ソロのセカンドアルバムを作れれば、曲数が溜まって、選択肢もあるからツアーが回れる。このソロのバンドメンバーでツアーを回りたい、本当に良いバンドだから。
◎初対面の異性で思わず見ちゃうところは? 古谷:・・・。 クリス:悩んでますね。 古谷:俺そういう事考えたことないな。たぶん、声。 クリス:なぜ声? 古谷:声がいい子が俺好きだと思います。真意のある声。例えばよく行くコンビニの子の企業努力すごいんですよ。「ありがとうございました」「いらっしゃいませ」を、まじ気持ちよく言ってくれるんですよ、俺ほぼ、言われる為に行ってますからね、コンビニ。
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