2015年08月23日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : moumoon


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moumoonのVo.ユカさんとGt.マサキさんが2人そろって3年ぶり、2回目の登場!

クリス:今年でmoumoon結成10周年で、メジャーデビューして8年ですけど、もう業界の重鎮というか、新人さんって意識ではないよね?
ユカ:そうですね、いつもフレッシュな気持ちではいたいですけどね。
マサキ:新人じゃない事が嫌ですけどね、新人でいたいですね。
ユカ:だいぶ大人になりましたからね。

クリス:今年3月からは日本、フランス、台湾の3ヶ国、合計8箇所を2人だけでまわるツアーを敢行したとか?
ユカ:いつも5〜6人の編成で回っていたんですけど、2人だけというのはすごく難しかったですね、でもその分すごく楽しかったです。
クリス:これの言い出しっぺは誰だったんですか?
ユカ:言い出しっぺは・・・まあ二人ともですかね?
マサキ:でもたぶん僕だった気がする・・・。
ユカ:ああ、本当?
マサキ:まあ、今年は2回ツアーをやろうって言って、春はどうしようって言った時に「もう2人だけでいいんじゃない?」って、2人だけでライブを完結させようってことをずっと考えていたんですよ。それをいつかやりたいなって話していて、これはこのタイミングでやった方がいいかもしれないと思って。
クリス:それはなぜ2人だけの方がよかったんですか?
ユカ:というのが、アコースティックで2人だけで演奏することって多いんですけど、でもバンドメンバーと一緒にやる時に、支えてもらってる感がすごくあったし、もっともっと2人での演奏がまとまったり、2人のコミュニケーションがすごく高まった状態でバンドで演奏したらもっとよくなるんじゃないかっていうところから。
マサキ:単純に2人組で2時間とかのライブを完結したいという願望があったんですね、ずっと。
ユカ:そうだね。
クリス:どうでした、どんな風にそれを成し遂げたんですか?
ユカ:すごい長い道のりだったんですけど、アコースティックだけじゃなくて、色んな楽器を使ったりとか、小物の楽器だったり。
マサキ:でも一番不安だったのが、ずっと同じ音だと飽きるんじゃないかなって心配はしてて、だから色んな工夫を。ユカちゃんがパーカッションでベルの音を叩いたのをその場でサンプリングして、それを僕が足の鍵盤で弾いたりとか、あとは、よくあるルーバー的なものをギターとかに色々使って、ユカちゃんもアコースティックのカホーンとか。
ユカ:楽器が増えていくんですよね、やっぱり。
マサキ:バイオリンの音を2オクターブ下げて、ベースの音にして、ユカちゃんが弾きながら歌ったりとか。
クリス:ユカさんは楽器はギターなんですか?
ユカ:ギターを叩いたり、弾いたり、ベースとしてエレキバイオリンを使ったりとか、カホーンでリズム叩くとか。フロアタムって大っきい太鼓とスネアだけで疾走感のある曲を演奏したりとか、色んな試行錯誤でしたね。
クリス:実験はどこでやってたんですか?
ユカ:マサキくんのスタジオですね。
マサキ:色んな事を試していた段階は家でした。

クリス:フランスのリオンでは船の上でライブをしたそうですね。
ユカ:リオンって船が、川沿いにたくさん停泊していて、そこはお昼はカフェとかになっていて、夜はクラブとかライブハウスになるんですよ、だから向こうではそれが普通の事らしく。
クリス:じゃあ海の上を航海するわけではなく停泊している船の上でという事ですね。
ユカ:そうです、綱で繋がっていて、お店として使っている船です。おしゃれでしたね、すごく揺れましたけど(笑)。
クリス:それは盛り上がり過ぎないようにしないとですね。

クリス:先日、通算6枚目のNEWアルバム『It's Our Time』がリリースされましたが、これはどういう思いを込めたタイトルなんでしょう?
ユカ:これは私たちが楽しむ番だよっていう意味で、「我らの番がやってきたぞ!」と。
クリス:今までは我らの番じゃなかったの?
ユカ:我らの番っていうのが、もっと伝えたくなったていうことですかね。まだちょっと出し切れてなかったんじゃないですか、”我らの番感”というのが(笑)。
クリス:目にもの見せてやるぞと。
ユカ:それをちょっとゆるーい感じにポジティブに楽しい音を詰めて届けようという感じでしたね。
クリス:そしてこれを「もうひとつのデビューアルバム」と言っているそうですが、これはどういう意味?
ユカ:これはリリースする時に、インディーズで始めてCDを作った時のような感覚になったんですよ。どういう風に受け止められるんだろうというのもわからないし。
クリス:初心に戻ったという感じ?
ユカ:それに近いと思いますね。

クリス:さっき、台湾とフランスをまわった話をしましたが、台湾とフランスはmoumoonのファンが多いという事ですが、なんかサウンドがフランスっぽいよね。
ユカ:ありがとうございます。
クリス:ジャケットのイラストもイタリアのアーティスト、マルゲリータさん担当したそうですが、マルゲリータさんらしく不要なものはのっていない感じですね、トマトとモッツアレラだけみたいな。

クリス:あとはCDの工場にも行ったらしいですね。
ユカ:結成10年なんですけど、始めてCDが目の前でプレスされるのを見る事ができたので、非常に感動しました。
マサキ:パッカーンってなる瞬間に「あ、今音が記録された!」みたいな。
クリス:あの盤は固形なの?それとも溶けてるの?
マサキ:最初はチップみたいな、樹脂みたいなものが流込んできて、溶かされてキュってなったらもうプレスされてるんです。あとは、保護膜とかをつけるだけで。
ユカ:そのジャケットのCDにビニールがかけられる前の状態の1ページ目に、数枚限定でサインというか、いたずら書きというか、メッセージを書いているんです。
クリス:工場で出来立てほやほやの、出荷前のものに!それは何枚サインしたんですか?
マサキ:正確に言えないみたいなんですけど、まあ40枚前後という感じですね。
ユカ:だから「出た!」って言う人は写真撮って送ってくれたりするので。
マサキ:Twitterで送ってくれるので、僕らも1号2号とか書いていたので、「あ、8号が見つかった」とか言いながら。

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◎初対面の異性で思わず見ちゃうところは?
マサキ:えー、ちょっとなんすか。
ユカ:はやくはやく、生放送だよ!
クリス:これはもうとっさに閃いたものを。
マサキ:顔ですけど。あれ・・・違う?
クリス:いえ、別にいいんですよ、何を動揺してるんですか?じゃあ、どんな顔がいいの?
マサキ:え、全体的な、なんか…。タイプかどうかですよ。終わりでいいですか?

◎この世で一番苦手なものは?
ユカ:ミスターGです。
クリス:ミスターGってなに?
ユカ:cockroachさんです、もう発声するのも怖いくらい嫌いですね。他の虫は大丈夫なんですけど。
クリス:ゴキブリに隣接したことありますか?
ユカ:ありましたよ、地下鉄に乗っていたら電光掲示板の所にいて、私のおでこから、すり抜けて肩に触ってからの、どなたかのバックに着地されて。その瞬間に携帯持っていたんですけど、携帯飛んでっちゃって。でも満員電車だったので、モッシュ&ダイブみたいな感じで戻ってきました(笑)。

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Guest : ハナレグミ


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ハナレグミの永積崇さんが久々の登場!2013年6月以来 約2年2ヶ月ぶりです!

クリス:あれ、ちょっと鼻声ですね?
永積:昨日、一昨日とライブだったんですよ、で、昨日ついつい飲み上げて染ましまして…。
クリス:前回、この番組に来て頂いた時は、ヘアスタイルが、かなりチェンマイな感じで。
永積:だいぶ長かったですね。
クリス:そうですよね、それをぼんぼり状態にして、でも今回は、ちょっとラッサな感じですね。
永積:でもうちの事務所、レキシの池ちゃんと僕2人一緒なんですけど、アフロって言われがちなんですけど、自分の中ではアフロじゃないんですよ。
クリス:それは違いますよね、どちらかというとドレッドですよね。
永積:『Catch a Fire』の1stのボブ・ マーリーみたいなイメージ、だからドレッドがかかる前の感じ。
クリス:それは、何かやったの?
永積:もちろん!地毛じゃないです(笑)。
クリス:それはいつからなんですか?
永積:1ヶ月くらい前。
クリス:フジロックの時やってなかったよね?
永積:フジの時やってましたよ。ただ、あの時まだ、かかりがキツくてここまで開いてなかったというか。
クリス:ああ、花開いてなかった、つぼみ状態で。でもフジのステージは人がすごかったですね、溢れ返ってましたね。人海って感じ。
永積:いやすごかったですね。
クリス:「J-WAVE LIVE SUMMER JAM」にも出て頂きましたけど、こちらはどうでした?
永積:いやー、気持ちよかったですね、僕初めて代々木第一でやったんですけど、PAの人にはけっこうワンワンしてやりづらいかもよとか言われてたんですけど、やってみたら気持ちよくて。
クリス:センターステージがよかったのかな、普通だとワンワンしちゃうのかな?
永積:なんか反響というかディレイするというか壁に当たって戻ってくる音が遅れて聞こえるんで、やりづらいよとは言われてたんですけど、まあセンターだったんで、それが少なかった分、ちょうどいい反響音を聞きながらやれて。

クリス:夏はフェスとライブが多かった?
永積:でも、こっからですね、ライジングとフジロックはあったので、この後、大阪の方のフェス行ったりとか、弾語りのライブがこの後続きます。
クリス:そしてオリジナルとしては4年ぶりのアルバム『What are you looking for』が完成しましたが、これは自分に対する問い?
永積:もともと今回ジャケットの表紙にある絵のタイトルが”What are you looking for”で、その絵を描いてくれたのが友達なんですけど、前回の「オアシス」のアルバムの時に、描いてくれたんですけど、”オアシスは君の中にもうあるよ”っていう意味で、探さなくてもあるよって意味で、”What are you looking for”っていうタイトルで絵を描いていて、そのメッセージをこの4年間でたまに思い出してて、どういう歌を次歌えるといいかなって、この4年間してて、カバーアルバムを出したりっていうのもその作業だった気がするんですけど。まあずっとそれはあるんですよね、次の自分の歌って何だろうっていうのはいつも探しているような気がしますね。でも自分の中に常にあるっていうのを友達に言われて、なるほどなって。
クリス:でもハナレグミの曲って内にあるものって感じがしますよね、「あ、こんな気持ちが自分の中に存在していたんだ」っていうような。
永積:確かにそうですね、でもそれって自分一人だと探しきれなくて、やっぱり一緒にやるミュージシャンとかのアイディアとか、今回のレコーディングとかもそうなんですけど、そういう1回周りのミュージシャンに通して、自分に戻ってきた時に、自分の違うトビラが開くような感じというか、そういうのはありますね。
クリス:だから今回はコラボアルバムというか全13曲ありますが、永積さん、ひとりで書いているのが5曲。半分以上がコラボレーション曲で、RADWIMPSの野田洋次郎くんが作詞作曲をしたりとか、他にも、真心ブラザーズのO-KING、レキシの池田貴史、元キリンジの堀込泰行、あとキセルの辻村豪文さん、そして、大宮エリーさんも!
永積:J-WAVEでおなじみの大宮エリーが、作詞で。
クリス:これはエリーさんとはどういう繋がりだったんですか?
永積:エリーは本当にしょっちゅう飲むんですよ、よく色んな話してて、それで「大宮エリーの挑戦」で色んなミュージシャンとコラボするのをよくやってたんですよ、で僕もそれに誘ってくれて、エリーから言葉をもらってそれにメロディーをつけたいなと思って、そしたらもう、すごいですね、あの人、もう数日後ぐらいに10数個くらい詩が送られてくるんですよ、どどどどどーって出てきて。だから今回、強者たちを浴びた感じがありますよ今回、色んな強者に会いに行った。孫悟空みたいな感じですね。

クリス:そして、「おあいこ」は、フジロックに出た時に、野田洋次郎くんと原田郁子さんも登場してこの曲を演奏してくれましたけど、RADWIMPSの野田くんとハナレグミって意外な感じしますが、馴れ初めは何だったんですか?

永積:たまたま自分が、よく飲みに行くところでライブやってたら、チャットモンチーのあっこちゃんとかと、たまたま観に来てくれて、その時に喋るようになったんですけど、僕自体はその前から曲をTVとか聴いたりしてたしあと、CHARAさんと「Time After Time」というシンディー・ローパーの曲をカバーしていた時に、ちょうど洋次郎がCHARAさんに作った「ラブラドール」っていう曲があって、それをレコーディング中に聴かせてくれて、すごい曲だなと思って、すごい言葉の人だなって思ってたんで、その会った時に、色々喋って、その後ちょこちょこの飲みに行くようになって、っていう感じです。

クリス:この曲は、作詞・作曲だけでなく、サウンドプロデュースも野田さんが。
永積:なんか洋次郎って、たぶん、そこも含めて世界が完成されてるから、僕は本当に彼の書いてくれた言葉を全力で歌うに徹してみたいと思って、もう絶対すごいものが出てくるだろうなと思ったんで、そこに自分が身体ひとつで、向き合ってみたいなっていうのが今回ありました。

クリス:作詞・作曲はわかるんだけど、サウンドプロデュースはディレクターみたいな事をしたってこと?
永積:まあ、洋次郎と僕と、原田郁子の3人だけで録ったんですよ、これって。最初ピアノと歌だけ一発録りで録って、あとはどんどんオーバーダビングしていった感じなんですが、そこはなんかジャムセッションというか3人で思いつくままに足していってっていう、ただ、洋次郎の面白いなって思ったのが、僕が最初スタジオで練習している時に、ぱーっと来て、「崇くん、そういう感じよりは、もっと初めて人に甘えるみたいに歌って」とか「たくさんの人にハナレグミアはこれまで聴かせるって感じの歌だけど、この曲はたった一人だけに向けて歌ってるようにして、歌ってみてよ」って言われて、なんか夢のある一言というか、違うとか正しいとかじゃなくて、そこから先は、崇くんのアイディア足していきなよっていう意味で、その一言を言ってくれたんだけど。だからこれすごいプロデュースだなと思って、僕としても次の歌ってどういうものだろうって探している中で、そういう事がすごい聞きたかったっていうか、「OKだよOKだよ」って言ってくれる事が今まですごく多かったかど、やっぱりその曲に対してもっとこういう風に向かったらいいんじゃん?っていうのを、すごい欲してたから、もうまさしくそういう言葉が欲しかったから、すげえ嬉しくて。

クリス:作詞・作曲もやってくれるとなると彼の世界観を受けとりたかったという事なんですね。
永積:だけど今回、「こういう曲書いて」とは言わなかったんですけど、何度も洋次郎と飲んで、そういう中で洋次郎なりに僕をすごく見てくれて、色んなプライベートな話もたくさんして、だから彼から僕の背中をすごい感じるというか。だから歌いにくいことはなにもなくて、なんか僕の一生肉眼では絶対に見れない、背中を歌っているような感覚だったのかな。だからすごい刺激的だった。
クリス:意外だけどすごくそりが合ってるというか、すごいキレイに馴染んでいるような感じがします。

番組恒例★ピンポンボックス

◎タイムマシーンがあったら行ったみたい場所・時代は?
永積:それはね、やっぱりボブ・マーリーがいるジャマイカ!もしくはフェラ・クティがいるナイジェリア。
クリス:どっち?
永積:やっぱりジャマイカかな。だって素晴らしいボーカリストがあの当時たくさんでしたもんね。新しい音楽が、DUBとか、もう10年くらいの間でドカーンって変わっていくじゃないですか、ものすごい刺激的だろうな。
クリス:じゃあその髪型は今、そのマインドスペースを表してるんですね?
永積:表してます!

◎これから達成したいビッグな夢は?
永積:車でアフリカ横断とかしてみたいですね。それこそさっき言ったフェラ・クティの話で、ジンジャー・ベイカーってドラムいるじゃないですか、なんかドキュメントで、彼が車でフェラ・クティに会いに行くっていう映像があって、それを観てて面白そうだなって思ったし、アフリカはまだ行けてなくて、行ってみたいんですよ。
クリス:ちゃんとプラン立てないとダメですからね、アフリカは。
永積:そうでしょうね。

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