2015年09月27日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : sebuhiroko


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シンガーソングライターで劇版作家のsebuhirokoさんが番組初登場!

クリス:世武さんは、パリ・エコールノルマル音楽院映画音楽作曲科に入学し首席で卒業されたと!なぜフランスに行ったんですか?
SEBU:初めはアメリカに留学したかったんですけど、ジュリアード音楽院に行きたくて、その理由もジョン・ウィリアムズがすごい好きなので、でもうちの親が田舎育ちなので、そんなアメリカなんて怖いってなって、それでヨーロッパにというので、その映画音楽に特化した作曲科に行きたかったので、そんなに何校もなかったので、その当時、それでフランスにしました。
クリス:映画音楽に興味を持ったきっかけは?
SEBU:さっきのジョン・ウィリアムズの『ジュラシック・パーク』を観て、これはすごいと思って、その時にもう絶対やる!って思いました。
クリス:今回ご自身のMINIアルバムをリリースされましたが、映画音楽とPOPSを作る大きな違いって?
SEBU:自分の意識の中では相当違っていて、自分の作品って自分が何を表現したいのかっていう表現者として追求するというのが多いんですけど、劇版・サウンドトラックって監督がいて、役者がいて、色んな人が関わっていて、みんなのベストを探っていくみたいな作業で、なので全然違います。
クリス:本当の意味でのアンサンブルだよね、音楽が強くなりすぎてもだめだしそのバランスが難しいですよね。
SEBU:演出家の意図もすごいあるから、どういう意味でこのシーンがあるかとか、そういう事を考えますね。

クリス:世武さんは数々の企業のCMソングを手がけていて、あと先日、最終回を迎えた月9ドラマ「恋仲」の劇中音楽も手がけていてTVの方もやるんですね。
SEBU:でも民放は初めてですね。今回初めて連続ドラマをやったんですけど、話の内容をわからずに作るのが初めてだったので、結末が分からないっていう、でもそれもすごい面白いし勉強になるし、意外と自分の想像力を制限しないというところが、すごい楽しいなって思いました。

クリス:ちなみに、ご両親が厳しくて、お家の中ではPOPS禁止だったとか?
SEBU:だめとかではないんですけど、「やっぱりクラシックとJAZZでしょ、音楽は」みたいな。
クリス:ご両親はどんな感じの方なんですか?
SEBU:両親はどちらも音楽はやってないんですけど、ただ、うちのおじいちゃんが母方も父方も歌を歌う人で、母方がシャンソンを歌っていて、父方は長唄をやっていた人で、それでそういうエッジーなというか。
クリス:歌謡曲とかPOPSみたいなものというか、カルチャーの匂いのするものに浸れみたいな。
SEBU:それ聴くんだったらストラヴィンスキー聞きなさいよ!みたいな感じだったんです。
クリス:それで何を聴いていたんですか?
SEBU:ストラヴィンスキーすごい好きで「春の祭典」とかすごい、かっこいい!っていう。私の中であれはすごいロックなんですけど。
クリス:ロックですよ!だってあれ移民の歌じゃないですか、Led Zeppelinですよ!以前、坂本龍一さんとも話していたんですけどゴジラの曲をやっていた伊福部さんも、すごいストラヴィンスキーを聴いていて、ジュラシックパークを見て、繋がりましたねその辺。
SEBU:私そこの辺、超好きで、めちゃくちゃ尊敬してるので。Led Zeppelinも好きですし。
クリス:ハードロックな感じの、キングクリムゾンの「Larks' Tongues in Aspic」とかも好きですか?
SEBU:それは私聴いた事ないです。聴きます!
クリス:聴いてください!すごいそんな感じです!

クリス:世武さん約3年ぶりの新作となるミニアルバム『Wonderland』が完成しましたが、これはどんな1枚に仕上がりましたか?
SEBU:結構アルバムのコンセプトってなくて、1曲ずつ作ってたんですけど、その「Wonderland」っていう一番最後に入っている曲と同じタイトルなんですけど、その曲を作ってる時に、ちょうどパリの襲撃事件があって、色んな世の中のNEWSとかって、普段見ながら考えていて、この世の中って、よくも悪くも不思議な世界だよなって思って、”Wonderland”という曲を作って、それがなんとなくまとまってタイトルになった。ちょっとアイロニカルな意味でもという感じですね。

クリス:アルバムの中に「Lost Highway」という曲があったり、ちょっと、デヴィッド・リンチの世界ですよね。やっぱりなんかすごい映画な感じがするんですけど、それはテーマのひとつなの?物語というところは。
SEBU:私、デヴィッド・リンチを語るほど、めちゃくちゃ知ってる訳じゃないんですけど、普通に観客として見てて、自分とちょっと通ずるところがあるなと思っていて、私はけっこう人との距離感が開いているのが好きなんですよ。仲良くするけど各々が、各々生きている感じが好きで、そういう心地よさというか、爽快さがあるんですよね、デヴィッド・リンチって。なのでジャケットもそういうのから影響を受けてるんですけど、そのジャケにしても一人と色んな人がいる所の距離感が絶妙にあっていいなと思って、ああいうジャケットにしてるんですけど。

クリス:でもアルバム曲全体で色んな曲がありますけど、全部ストーリーがありますよね。世武さんのスタイルだと思うんですけど、起伏というか、普通のソングライターよりもストーリー性が、1曲がミニサーガみたいな。
SEBU:そういうの好きですね、結局映画がすごく好きというのもあるし、自分がピアノを演奏してても、強弱がついてうねってるものが好きなんですね、だからそうなってるのかも。

クリス:今回のアルバムはバラエティに富んだゲストアーティストが参加してますね、ハマオカモトくんや、チャットモンチーの福岡晃子さんとか、チャットとは、一緒にバンドもやってますしね。
SEBU:そうですね、サポートで乙女団で参加しています。

クリス:日本語で歌われてますけど、フランス語でも歌ってますよね、これはやっぱり曲が選ぶの?
SEBU:そうですね、基本的に音楽至上主義というか、音楽が一番偉いと思っているから、そこに対してどういう言葉とか、演奏する人とかも全部そうなんですけど、どういうものが一番ふさわしいか考えた時に、ここはフランス語だなとかいうのはありますね。

番組恒例★ピンポンボックス

◎今一番チャレンジしてみたい事はなに?
SEBU:バイクのレース!
クリス:ジャケットでもバイクにまたがってますが、バイク乗るんですか?
SEBU:それが、ピアノを弾くし、絶対怪我しちゃだめだから、乗るな乗るなと皆に言われて、夢ばっかり募ってるという感じです。

◎ミュージシャン意外ならどんな仕事をしたかった?
SEBU:スパイか建築家。
クリス:なにか接点はあるんですか?
SEBU:もともとスパイ映画・諸説が大好きなんですけど、影に生きて影に死ぬみたいなのがかっこよすぎるというか、名前も持たない!みたいのもかっこいい!なににも頼らない感じがいいなと。

◎最近ハマっているモノは?
SEBU:ヴィンテージのワンピースです。
クリス:これはなぜ?
SEBU:もともとヴィンテージが好きで、目を光らせて常々歩いているんですけど、めぼしい店を見つけて、そこに通っていいものを見つけるっていうのが趣味です。
クリス:じゃあ古着屋さんを結構まわったりとか?
SEBU:そうですね、あと服だけじゃなくて、陶器とかもそうですけど、ヴィンテージ、一点ものが好きです。
クリス:好きな時代とかはあるの?
SEBU:20年代っぽい感じと60年代っぽい感じと、ちょっとだけ80年代っぽいものも好きです。

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Guest : Awesome City Club


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Awesome City Clubから、Vo./Gt.のatagiさん、Vo./ SynthのPORINさんが登場!

クリス:PORINさんはポリン星から?
PORIN:あ、そうです(笑)!
クリス:すいません…。前回はお越し頂いたのは、ちょうど半年前で、メジャーデビュー直前で、この番組が初生ラジオだったとか?
PORIN:そうでした、緊張してました!
atagi:膝笑いっぱなしです!

クリス:何を仰る!ふんずりかえってるじゃないですか!それは嘘ですけど。今年の夏には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「RUSH BALL」といった大型フェスにも出演しましたが、フェスは今年の夏が初めてだったんですか?どうでしたか?
PORIN:ライブハウスみたいな照明とか演出がないんで、真っさらな状態なので、バンドの力が試される場だなと思いました。
クリス:でも楽しいよね、フェスの感触は?
PORIN:なんか回数を重ねるうちにわかってきたというか、お客さんと一緒に盛り上がる楽しさとか。
クリス:あと、デビューして半年、何か変わった事はあります?
atagi:でも特にないよね。もうひたすらにマイペースなまま、活動を続けてきてる感じです(笑)。あとは本当にあっという間過ぎてこの半年間が、なにもやった感じがしない。フェスに出てレコーディングしたくらいしか、記憶に残ってないというか。

クリス:そして早くもセカンドアルバム『Awesome City Tracks 2』がリリースされました!今回のアルバムは前回とどこが違ってきていますか?
atagi:前作と地続きになっているという部分で共通項を持たせたものではあるんですけど、やっぱり自分たちがメジャーに行くという決断をして、色んな方の協力を得られた状態で、1枚目を出してから随分と刺激があったんですね、その刺激をなんとか音に閉じ込めたいなと思いまして、その微妙な変化をつけたものになりますね。
クリス:前作からわずか半年ですけれども、速いよねペースが。
atagi:そうですね、でも僕たちはこれまでレコーディングしたこともなかったからこれが速いのかどうなのかもよくわからないっていう(笑)。
クリス:曲はストックした中から使ったの、それとも出来高みないな感じ?
atagi:もうほぼ、出来高みたいな感じですね。
クリス:曲作りはいつから始まったの?
atagi:一部は1stアルバムをREC中だったり、REC前だったりとか、そんなところから制作が始まりまして、5ヶ月くらい?かな。
クリス:全部で7曲ということなんですが、収録時間は、ファーストとセカンド、共に30分台!?
atagi:これ全然知らなかったよね。
PORIN:ね、初めて知りました。
クリス:普通なら1枚でも出せるくらいだけど、でもそれはいんじゃないですか?あんまり曲が多過ぎるとね、ぼやけるんだよね。だから逆に7曲くらいってはっきりするじゃないですか。
atagi:ちゃんと輝いて欲しい曲が流されずに聴いてもらえるボリュームかなと。
クリス:音楽を聴いてる状況ですいぶん印象が変わってくるから、その辺、やっぱり正しい選択なんじゃないかなって思いますね。

クリス:「アウトサイダー」もそうだけど、本当にシティポップの流れが、国内でも海外でもあるけど、80'sテイストなものを今に置き換えたテイスト感ですけど。以前も聞いたと思いますが、インスピレーションというのはどこからきてるんですか?
atagi:割と全方向的で、もちろん音楽に限らず、表現するものとして、映画だったり、音楽でも好みはバラバラだったりして、本来僕らが見られているような、ジャンルの立ち位置のところに趣味が散らばってたりするバンドですね。

クリス:今回も、プロデューサーにmabanuaさんを迎えてますが、彼を迎えてどんなアルバムになりました?
PORIN:サウンド面では色々あるんですけど、すごいどんどん仲良くなっていって、すごい友達みたいな感じに・・・。昨日もライブに来て下さって。
atagi:いや、mabanuaさんそうは思ってないと思うよ(笑)。でも僕たちの好みだったりをすごく理解してくれてたので、その上で自分を出せる面白いところというのをmabanuaさんが色々用意してくださっていて、それがすごくよかったですね。
クリス:さっきも実は話してたんだけど、mabanuaさんは自身のサウンドプロデュースと皆さんのでは違った尺度で捉えられているという。でもよく聴くと、mabanuaさんの音選びとか、その辺は、mabanua印みたいな感じは聞こえてくるような感じがしますよね。
クリス:あと今回は、atagiさんのボーカルがPORINさんより出ているような気がしますが、これはたまたま?
atagi:これはたまたまですね。僕も作り終わってそうだったなと思って、だから自作はPORINをガンガン出していこうかなと個人的には思ってます。


番組恒例★ピンポンボックス

◎他人には理解してもらえない些細な悩み事は?
PORIN:髪の毛がすぐ、ぺたんこになる事ですね。
クリス:それはどんな時にぺんたこになるんですか?
PORIN:もう、日々(笑)。季節関係なく。
クリス:細いんですかね?
PORIN:猫っ毛で柔らかいんで、ペターとなっちゃいます。

◎東京の街で特に好きな場所、オススメスポットはどこ?
atagi:やっぱり多摩川の河川敷が僕一番好きですね。真夜中とか車を走る音しか聞こえなくて。
クリス:え、真夜中に行くの?
atagi:僕よく散歩してたんです、真夜中。
クリス:真夜中に多摩川?やばくない?
atagi:たまに物陰にビクッとしたら、アコギ持って練習しようとしてるおじちゃんとかがいたりして、でもそこがすごく好きで、未だに、行きたくなっちゃいますね。

◎この秋、絶対食べたい秋の味覚は?
PORIN:昨日食べちゃったんですけど、銀杏。
クリス:美味しいですよね、あれはね。
PORIN:カリッと剥いて中ホクホクみたいな!
クリス:ただあれ生だとすごい臭いですけどね。
PORIN:生まだ嗅いだ事ない・・・。
atagi:え、うそ!
PORIN:ちょっと嗅いでおきます。

◎ミュージシャン意外ならどんな仕事をしたかった?
atagi:僕これ自身を持って言えるんですけど、何にも仕事やっていないと思います。
クリス:え、ニートですか?仕事が嫌いなの?
atagi:嫌いです。というか、僕たぶん仕事に向いてないと思います。
クリス:なんで?
atagi:本当にやる気ないんですよ、あんまり他の事に。
クリス:音楽は違う訳だ?
atagi:違いますね。しんどいと思わないのは大きいですね。

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