2020年09月13日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : Awich


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デビューEP『Partition』をリリースしたAwichが初出演!

クリス:今も沖縄に住まれてるんですか?
Awich:ずっとそうですね。
クリス:最近は素潜りにハマってるそうで。
Awich:前から、人魚みたいな傾向があったんですけど、この前海で遊んでたら、小学生の子たちが素潜りして魚を獲ってて、その小学生に教えてもらいながらやってます。その子たちが先生です。
クリス:どのくらい潜るの?
Awich:3mぐらいですかね、子供たちは5mぐらい潜っちゃいます。
クリス:シュノーケルとかするの?
Awich:私はそうですね。子供たちの中にはゴーグルだけの子もいます。まじで逞しいんですよ!
クリス:何か魚とか獲るの?
Awich:小さい魚ですけど、獲れます。モリを使って。
クリス:元々は、小さい頃に詩を書いていたそうですが、これがラッパーになる初動って感じなのかな?
Awich:そうですね。9歳ぐらいから書いてたのが今でも残ってるんですけど。
クリス:それはなんで書き始めたの?
Awich:元々、夜に眠れなくて、心がざわざわしてたのを、日記とか、ポエムみたいに書いてたのが、進化して韻を踏んでラップにしてみたりって感じですね。
クリス:音楽的ルーツはなんですか?
Awich:出会ったきっかけは、2パックっていうアメリカのラッパーなんですけど、めちゃくちゃ影響を受けて、片っ端から歌詞を調べて和訳してたし、それが英語の教科書になりましたし、インタビューとか映像も見漁りましたね。なので、最初はかなり偏りのある英語でした。
クリス:でも、それでアメリカの大学に行っちゃたんですもんね。
Awich:そうですね。自分がやりたいと思ったことに関しては、研究家みたいな一面があって、企業学とマーケティングの博士号を取りました。
クリス:すごいですね!基本的に自分のビジネスにマクロ的に反映したりしてますか?
Awich:そうですね。全体像を見ることができるようになったと思います。細かい部分はマメじゃないのでできないですね。
クリス:メジャー第一弾のEPが発売になりましたが、タイトルはなんですか?
Awich:『Partition』です。
クリス:今時なタイトルですね。
Awich:そうですね。外出自粛期間中につけた名前なんですけど、解除されて街に出たら街がパーテーションだらけ!って。
クリス:じゃあ、狙ってつけた訳でもないんだ。
Awich:そうなんですよ。世界で区切るようなことが蔓延してるなって思って、でも自分の中では、みんなは一つって思ってる部分があって、そういうのを皮肉って付けました。

クリス:「Bad Bad」のテーマはなんですか?
Awich:新しい恋ですね。
クリス:恋なのにBad Badなんだ?
Awich:バッドってグッドって意味なんですよ。あなたのことが欲しすぎるって意味です。
クリス:じゃあ、Bad Badな人が実生活にいるわけですね!?
Awich:そうです!
クリス:開始に出てくる「098ギャル」っていうのは、沖縄の市外局番から作った造語なんですね?
Awich:そうです。自分が欲しいものをゲットするやんちゃなアイランドギャルのことです。
クリス:沖縄の子はみんなそうなんですか?
Awich:そうです!私の周りの子はそうです!
クリス:今回のEPを通じて、デビュー第一弾として、今までのものと違う部分てあります?
Awich:自分達的には、同じプロセスで作ろうとしたんですけど、ちょっとは意識したかな。
クリス:それはサウンド?
Awich:どっちもですね。より多くの人に聞いてもらうには、エゴを捨てて優しいものを作ろうよって言ってたんですけど、でも、新しく仲間となるスタッフの人たちが「今までの感じでいてください」って言われることもあって、そういうバランスでできてると思います。
クリス:さじ加減が大切なんですかね。今後の活動はどうですか?
Awich:とりあえず音楽は作り続けてます。新しいパフォーマンスの形も考えてます。



Guest : Jacob Collier


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Jacob Collierへのインタビューをお届け!

クリス:もともと、自分の部屋で収録した、アカペラと楽器の多重録音の動画で話題をあつめたジェイコブですが、今でも自分の部屋で曲を作ることが多いんでしょうか?
ジェイコブ:だいたいそうだね。 でも旅行してる時に、自分の声や周りの音を、アイディアとして録音したりもしてるよ。飛行機の中とか、車の中とか、ツアーバスの中でアイディアを思いつくことも多いんだ。
で、それを部屋に持ち帰って、リアルな制作過程に入るんだよ。部屋にいるときはいつも曲を書いてるし、色んなアイディアが頭の中でグルグルしてる。この部屋はそのアイディアの出口で、音楽を生み出す場なんだ。

クリス:“ひとりオーケストラ”、なーんて呼ばれるほど、どんな楽器も弾きこなすジェイコブですが、一番、弾くのが難しかった楽器はなんだったんでしょうか?
ジェイコブ:アコーディオンはとても難しいね。片方にはたくさんのボタンがあって、もう片方には鍵盤があって、それを同時に弾くなんて、僕が思う楽器のコンセプトと全く違う。でもアコーディオンの良いところは歩きながらでも弾けるところかな。ピアノやウッドベースじゃ、そうはいかないからね。

クリス:作は2018年からジェイコブが取り組んでいるアルバム4部作「Djesse プロジェクト」の第三弾。Vol.1は<オーケストラ>、Vol.2は<様々なジャンルのミックス>をテーマにしていましたが、第三弾となる今作は、どんなテーマで作ったんでしょうか?
ジェイコブ:もともとこのプロジェクトは、四部作全体を大きな宇宙として、その中にVol.1から4という小さな宇宙があるというコンセプトで始まったんだ。Vol.1は大きなアコースティックの音響空間、Vol.2は小さなアコースティックの音響空間、そしてVol.3はほぼ存在していないようなネガティブな宇宙、そしてVol.4はそれらの宇宙が再び膨張していくようなイメージさ。Vol.3では多くのミュージシャンとコラボレーションして、これまでで最もファンキーなサウンドになってエキサイティングだったよ。R&Bやソウル、Hip Hop、ラップといったようなね。あとは、これまでの自分の音楽になかったような、奇妙なグルーヴやビートも取り入れてる。僕はこのアルバムを一種の“音響体験”にしたかったんだ。ずっとやってみたいと思っていて、いまだ!って。Vol.3は、サウンドをベースに組み立てているんだ。あとは、ファンキーで、ダークで、奇妙なフィーリングとね。すべての音楽のジャンルは実は一つで、大きく違わないってことを表現したかったんだ。

クリス:今作には、Daniel Caesar、Kimbra、Mahalia、Tori Kelly、Ty Dolla $ignなどなど、豪華なゲスト陣が参加していますが、どんな人選だったんでしょうか?
ジェイコブ:ほとんどは僕の友人だよ。僕にとってのヒーローでもあって、彼らの音楽が大好きなんだ。すべてのコラボレーションが僕にとってはチャレンジで、僕の作品の中にある音楽の宇宙を他のミュージシャンのレンズを通して見てみることで、色んな発見があるんだ。様々なジャンルが入り混じったコラボレーションすることはチャレンジングでもあるけど、とても好きなアイデアだね。

クリス:最後に、ジェイコブから日本のファンにメッセージをお願いします。
ジェイコブ:ゲンキ?日本がすごく恋しいよ。日本はお気に入りの場所の一つだし、ツアーで行っても、旅行で行っても、みんなとても優しくて素晴らしい国だ。また日本に行ける日が来るのがとても待ち遠しいよ。健康には気を付けて!またみんなに会える日が来ることを楽しみにしているよ。アリガトゴザイマス。