2021年11月21日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : JUJU


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ドラマ主題歌の新曲「こたえあわせ」が話題のJUJU!

クリス:今年はどうですか?
JUJU:最近は、配信とかではなくて、顔を見ながらライブができるようになってきて、ツアー中なんですけど、ライブが出来て嬉しい1年でしたね。
クリス:前回、番組に来てくれた時、“落語”にハマっているとお話していましたが、最近は、“時代劇”にハマっているそうですね!
JUJU:江戸時代から離れられないです。
クリス:なんで?!
JUJU:江戸時代に憧れがあるんですけど、祖母の影響もあると思うんですけど、最近は必殺シリーズを観てますね。白黒の時代のやつも見たり、一番好きなのは、鬼平犯科帳ですね。
クリス:全部の時代劇に共通するいいところってなんなんですかね。
JUJU:最後には、必ず解決するってところですね!
クリス:悪党か良い奴しかいないですもんね!
JUJU:でも、悪を知るから良しを知るみたいなところもあって、人間味にも溢れているし、善悪を裁いている人が一番グレーかもしれないんですけど、そういうところも筋を通してくれるのが良いですね。
クリス:深いですね!で、そんなJUJUさん、通算41枚目となるニューシングル「こたえあわせ」がリリースされましたが、こちら、現在放送中の杉咲花さんが主演のドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の主題歌のために、書き下ろされた1曲ですが、どんなメッセージがあるんですか?
JUJU:生きているといろんな問題にぶつかって、解決していくので、いろいろな答えが蓄積されていくと思うんですけど、その答えって世の中の答えであって、その答えを基準に合ってるとか、間違ってるとか判断してるけど、でも、何かとの出会いをきっかけに、その答えの先にあるものに気付けるんじゃないかなって思って作りました。
クリス:深いですね!!
JUJU:このドラマも、弱視の子と有名なヤンキーが知り合って、初めてお互いに普通って言ってくれる存在ができたことによってストーリーが進んでいくんです。
クリス:渾身の作ですね!
JUJU:そうですね!でも、ドラマの雰囲気に合わせながら作ったので、これまでのJUJU感ってものをほぼゼロにして歌ったんです。
クリス:そうなんだ!

クリス:聞いたらJUJUだなって感じがしますよ!
JUJU:何を歌っても悲しそうって言われるんです。特に、ここのPさんには。
クリス:ピストン西沢ね!あいつならそういうこと言いそうですね!
JUJU:でも、「この曲は悲しそうじゃないね!」って言われました。
クリス:この曲の、プロデューサーは蔦谷好位置さん!昨年、2月にリリースされた、『STAYIN' ALIVE』でも、一緒にお仕事さていましたが、今回は、どうでしたか?
JUJU:やっぱり、新しいアプローチをしてくれて今回も最高です!
クリス:恒例のカップリングのカバー曲。今回は、安全地帯の名曲「じれったい」が収録されていますが、どうでしてこの曲に?
JUJU:昔から大好きな曲ですし、「こたえあわせ」がいつもと違う感じだったので、これまでのままならなさってものも大切にしたいなと思って、この曲にしました。
クリス:「じれったい♪」って部分は歌ってると気持ちいいですか?
JUJU:良いですね。あと、昭和の濃い欲を感じられる曲ってところも最高です。
クリス:今はその感じないですよね。昔はねっとりしてましたよね。
JUJU:わかります!!

番組恒例★ピンポンボックス
○最近、買った、素敵なものを教えてください!
JUJU:かき氷機!片手でできる奴です。
クリス:フワフワなやつ?ザクザクのやつ?
JUJU:両方できるんです!両方捨てがたいので、底はザクザクにして、上はフワフワにしてます。
クリス:好きな味はなんですか?
JUJU:抹茶ですね!

○この冬、取り入れる予定のJUJUさんのファッションアイテムを教えて!
JUJU:ここ何年もメンズの服しか買ってないです。
クリス:そうなんだ!
JUJU:友達が作ってるDELUXEってブランドのものばっかり買ってますね。セットアップが好きなので、あとは、SOEってブランドのアウターを買ってます。軽いのに暖かいんです!



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Guest : STING


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5年ぶりのオリジナル・ニュー・アルバム『ザ・ブリッジ』が完成したスティングへの独占インタビューもお届け!

クリス:スティングは、先日、5年ぶりとなるNEWアルバム 『The Bridge』をリリースしました。コロナ禍で、UKもロックダウン、ステイホームが続いて大変な制作期間だったと思いますが、どんな時間を過ごしていたんでしょうか?
スティング:僕の典型的な1日を知りたいって? 大抵は朝早くに起きているよ。遅くとも7時には起きるね。僕の父親が牛乳配達の仕事をしていて、僕は友人たちがまだ寝ている早朝に起こされて配達の手伝いをしていたからね。今でも7時に起きて、すぐに自宅のプールに飛び込むようにしている。プールの水はとても冷たいんだ。温水にはしていない。冷たい水が好きなんだ。目が覚めて、シャキッとした気持ちになるからね。その後、コーヒーを一杯飲む。そして、もう一杯飲んで、オンラインで新聞を読む。ザ・ガーディアン紙とニューヨーク・タイムズ紙を読んで、フィナンシャル・タイムズ紙のクロスワードをやる。そして、犬の散歩に出かけて、戻ってきたら仕事に取り掛かる。スタジオに入って、ピアノの前に座ったり、ギターを取り上げて録音ボタンを押して、どうなるか様子を見るんだ。何にも起こらない日もある。それでも、録音ボタンは押す。押さなければラッキーなことも起こらないだろうからね。ほとんどそうやって、毎日を過ごしているよ。

クリス:この番組のゲストに来てくれたミュージシャンたちは、コロナ禍で、音楽を積極的に作った人と、あまり作れなかった人に分かれていましたが、スティングが積極的にアルバム制作に取り組めたのには、なにか理由があったんでしょうか?
スティング:僕はパンデミックを、仕事をする良い機会として捉えていたんだ。そうでなければ、かなり意気消沈していただろうね。音楽を作ることで、自分を忙しくして楽しんでいた。音楽は僕にとっての救済で、時間がある時にはそうするのが好きなんだ。だから普段とあまり変わりはなかった。そうできなかったミュージシャンたちは可哀想に思うよ。痛ましいことだね。

クリス:そんなコロナ禍に生まれた新作 『The Bridge』のアルバムコンセプトやテーマは、どんなタイミングで思いついたんですか?
スティング:コンセプトは全てを作り終えてから出てきたんだ。出来上がった全ての曲を眺めてみた時に、どの曲にも通じるテーマがあったことに気づいたんだ。どの曲も、過渡期にあるキャラクターを歌っていた。予期できない未来を見つめて、ブリッジを探し求めている。それで『ザ・ブリッジ』というタイトルにしたんだ。最初はアルバム全体に共通するテーマがあることなんてわからず、1曲1曲書いていただけなんだ。でも、自分の潜在意識が曲を書いていると、自分が考えていることよりも賢いものを創造する。最後の過程で、『自分の潜在意識が伝えようとしていたのは、こういうことか!』って理解するんだ。自分ではわかっていなかったことで、自分と自分の潜在意識は別のものなんだよ。

クリス:コロナ禍で制作された今作は、スタジオに、スティングが信頼を寄せるミュージシャンたちをリモートで集めて作業したそうですが、リモートでのアルバム制作はスティングにとってどんなものだったんでしょうか?
スティング:リモートで作業できる技術というのは結構前から存在していて、そういう録音方法には僕たちも慣れているし、特に目新しいことではないんだ。リモートで仕事をしなければならなくなっても、それは大したことではなかった。良かったのは、アルバムに親密感を持てたことかな。近しくて、温かみのあるアルバムが出来上がった。レコーディング・ミュージシャンたちは良く知っている仲間で、ブランフォード・マルサリスとは40年、ドミニク・ミラーとは30年も仕事をしている。マヌ・カッチェも同じくらいかな。だからお互いを理解し合っているし、多くを語る必要がないんだ。彼らは僕の好みを知っているし、どういう仕事の仕方をするかも知っている。僕の期待していることもね。逆に僕も彼らのことを良く理解している。だから、親密なサウンドにするのはとても簡単だったし、実際、そういうサウンドになっているよ。

クリス:『The Bridge』には、オリジナル曲以外に、Otis Reddingの「(Sittn’On) The Dock of the Bay」のカバーも収録されていますが、この曲には、なにか特別な思い入れがあったんですか?
スティング:この曲は僕が16歳の時からずっと大好きな曲で、今でもレコードを買った時のことを覚えているよ。確か、1967年だったかな。レコードショップに行って、スタックスの青いレーベルのシングルだった。そのレコードをスリーヴから取り出して、レコードプレイヤーに乗せて針を置いたら、針とレコードのスレる音がしてから、この素晴らしい曲が流れてきたんだ。最高の曲で、非常に悲しい曲だ。彼がこの曲をレコーディングした数週間後に亡くなったというのもあるけれど、この曲は悲しみを感じるね。それなのに、最初から最後までメジャー・コードで作られているんだ。普通、悲しい曲というのは、マイナー・キーで作られているのがほとんどだ。この曲は全てメジャーコードで書かれていて、すごく驚いたよ。だから、カバーしてみてこの曲の仕組みを理解できて、このミステリーに少し近づけたと思う。とてもミステリアスな曲だ。

クリス:コロナ禍の混乱に翻弄された人たちの“架け橋”となる新作『The Bridge』。コロナという厳しい川は、私たちにどんなメッセージを与えたと思いますか?
スティング:このパンデミックで、人間関係、地球との関係、仕事との関係を修正しなければならなかった。有益な機会になったんじゃないかな。最初のロックダウン中に、生き生きとした環境に戻って、空気はきれいになって、鳥たちも歌い、魚も川で泳ぐようになった。自然な状態に戻る必然性があったんだ。我々の経済システムは常に成長を求めていて、それは僕たちも知っているように、気候に有害をもたらしていて、すぐにその大きな代償を払うことになる。だから、僕たちは調整する必要があるんだ。

クリス:最後に、私、クリス・ペプラーが気になること、質問しました!70歳を迎えても若々しく、 昔と変わらないエネルギッシュな歌声を届けてくれるスティングですが、その若さのヒケツは何なんでしょうか!?
スティング:歌うことは運動するのと一緒なんだ! 声は喉の両サイドにある筋肉で調整されているし、アスリートと同じようにどの筋肉もきちんと管理しなければならないしね。あまりアルコールを飲まないようにしているし、タバコもやらない。自分をオリンピックに出場するアスリートだと思って健康管理しているよ。なぜなら、高音で歌うことは僕にとってはオリンピックでパフォーマンスしているのと同じだからね(笑)。それに、僕はとてもラッキーなんだと思う。