Guest : クリープハイプ
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NEWアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』をリリースしたクリープハイプ!
クリス:コロナはどうでした? 尾崎:ライブがなくなったり大変なこともあったんですけど、なかなかデビューしてから、ここまで止まる時間がなかったので、いいきっかけでしたね。 クリス:尾崎さんは、今年の初めに、初の純文学作品「母影(おもかげ)」が、芥川賞の候補作にノミネート!すごいですね! 尾崎:コロナ禍で書いた小説なんです。悔しい想いをしていたんですけど、そこに対してやり返すことができたな、というのはあります。 クリス:コロナ禍で執筆されたということですが、カオナシさんやほかのメンバーはどうしていたんですか? 長谷川:ジタバタ、いろいろな音楽を小さな動画で発信したりするのもちょっと僕たちっぽくないなという風に思っていたんです。僕はけっこう音楽とは離れていました。理想の戦い方ができないから、尾崎さんが『母影』という執筆をしてくれたのがすごく嬉しかったです。 クリス:長谷川さんは何をしてたんですか? 長谷川:恥ずかしながら、体を痛えてました。 クリス:いいじゃないですか! 尾崎:こっちが脳をこねくり回しているあいだに、体を鍛えて! 長谷川:申し訳ないです笑 クリス:それでムキッとなりましたか? 長谷川:ちょっと脚が長くなりました。 クリス:なんで!? 長谷川:ヒップアップだと思うんですが、お尻の位置が上がったということで。 クリス:すばらしい。そんなクリープハイプの、およそ3年ぶりとなる最新アルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』がリリースになりましたが、タイトルにはどんな意味があるんですか? 尾崎:夜が好きで、曲とかも夜に作るんですけど、夜って終わるじゃないですか。でも、それも曖昧で、どこまでが朝なんだろうって。その曖昧さに救われる時もあって、このタイトルが自然に思いつきました。朝って自分にとって爽やかねものではなくて、にじり寄ってくるものなので。 クリス:分かります!歌詞の一部が、アルバムタイトルにもなっている「ナイトオンザプラネット」は、同タイトルの映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」から着想したとか? 尾崎:1回しか見たことないんですけどね。 クリス:そうなの!? 尾崎:その感動で終わらせたくて。でも、周りの人がこの曲をきっかけに見てて、すっごい見たいんですよ。
クリス:サウンド面では、“楽器を鳴らしすぎないこと”にこだわったとか? 尾崎:僕のギターがすごい邪魔だなって思って、バンドサウンドに飽きてきて。メンバーに伝えた時は、驚いてましたけどね。カオナシはそうでもなかったけど。 長谷川:そうですね。この曲に関しては、ベーシストっていうよりもキーボーディストとしてやらなきゃなって思いました。 クリス:アルバムには、カオナシさんが作詞/作曲、ボーカルを務めた「しらす」も入ってますけど、なかなか異彩を放ってますね。これはどういうテーマで? 長谷川:民謡とか童謡の一回で言葉が入ってくる曲に憧れがあったので、子供でもわかるような曲にしたいと思いました。 クリス:しらすが好きなんですか? 長谷川:そんなこともないんですけど、しらすって小さいから一口でいっぱい食べちゃうじゃないですか。これ、しらすは出されたら残す分にはいかないなって思ってたんです。だから、桜海老でもいいんですけどね。
番組恒例★ピンポンボックス ○健康のためにやっていることを教えてください! 尾崎:本当にできてなくて。特に最近は食べすぎて飲みすぎてしまって困ってます。 クリス:コロナ禍はどうしても摂取量が増えて、肉体的アウトプットが足りないという。 尾崎:もう、絶望してます。 クリス:そこはカオナシさんが筋トレでね。 尾崎:僕の分がたぶん、カオナシにいっていると思うんですけど。 クリス:でもライブとかをやると消耗します? 尾崎:そんなこと意外とないんですよね。 クリス:そうなんだ。よくミュージシャンが言いますよ「いやあ、ライブツアーで5キロ痩せた」とか。 尾崎:まったくなかった。自分の曲なのでカロリー、負荷がかからないように無意識のうちに作っちゃっているのかもしれないです。頑張ってはいるんですけど、その分「いいだろう」と思って食べて飲んじゃうし。ツアー中は必ずお弁当が出るんですよ。それもよくないですね。朝昼夜と食べてしまうので。 クリス:出されたものは「食わねば武士の恥」みたいなのがあるわけですね。じゃあ「なにもやっていない」ということで。 尾崎:やってないです
○タイムマシンがあったら行ってみたい場所、時代、会ってみたい人は誰ですか? 長谷川:義務教育前の自分に会いたいです。ジタバタしても陽キャにはなれないので、早めに見限って楽器や勉強に励んだほうがいいって言ってあげたいです。 クリス:でもそうすると、いまのカオナシさんはないかもしれませんよ。 長谷川:いまのバージョンのちょっとアップデートされたものみたいなのが作れたらいいですよね。 クリス:それはアップデートされても、クリープハイプのメンバーで活躍しているんですか? 長谷川:必ずクリープハイプで。 クリス:すばらしい。
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