Guest : Cornelius
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今日のゲストは、Cornelius・小山田圭吾さん。
<今年2023年のゴールデンウィークには 「TOKYO M.A.P.S 〜CHRIS PEPPLER EDITION」に出演していただきました。>
クリス:六本木の空の下のライブっていうのは、どうでした? 小山田:こんなに街のど真ん中でやったのは始めただったので、新鮮で楽しかったですね。
クリス:六本木ヒルズにはよく来られると思うんですけど、そこでライブするっていうのは、どんな感じでした? 小山田:なんか不思議な感じでしたね。
クリス:なんか磁場がばっちり合っているような、 小山田:そうですね、すごく気持ちがよかったです。
クリス:ライブでは、高橋幸宏さん・坂本龍一さんへのトリビュートを感じさせる演出もありましたけど、六本木ヒルズのテーマソングは坂本龍一さんによるもので、高橋幸宏さんはTOKYO M.A.P.Sのオーガナイザーを務められたことがある、ということで「おふたりに縁のあるアーティストに出てもらいたい」という思いから、小山田さんにお願いをしました。 小山田:そうでしたか。本当に、ありがとうございました。
<ニューアルバム「夢中夢 -Dream In Dream-」が、来週6/28(水)にリリース>
クリス:Corneliusは1993年デビューで、今年30周年ですが、そこに合わせたんですか? 小山田:いや、偶然ですね。笑、最近まで知らなかったんですよ30周年ということは。そういうのにちょっとぼんやりしている方なので、、最近気づきました。
クリス:ちなみに前作「Mellow Waves」も6/28にリリースされていますが、これは狙ったんですか? 小山田:実はこれも最近教えて貰ったんですけど、全然知らなくて、スタッフも知らなかったみたいですし、たまたまですね。でもなんとなく「すごく暑い夏よりは、夏前くらいがいいかな」というイメージはありますね。
クリス:前作から6年ぶりとなると、音楽機材も技術的に進化していると思いますが、新たなツールとかって積極的に導入されたりしています? 小山田:特にあまり大きな変化はなかったように思いますね、。細かなソフトウェアのアップデートやPCを新しくしたり、というのはありますけど、80年代にサンプラーが出てきたりとか、シンセの新しいのが出てきたりとか、ハードディスクレコーディングが始まった、みたいな大きな変化はここ数年はないんじゃないですかね。
クリス:実はない…!?やはり音楽にはアナログ感が大事なんですかね。 小山田:どうなんでしょうね、やはり人間が考えて作るものなのでね、どんなにデジタル機材を使っていても作る人のアイディアだったり、そういったものの方が重要な気はしますね。
クリス:小山田さんは最近何からインスピレーションを受けているんですか? 小山田:何か一つのこと、というよりは、日々暮らしていて感じたり体験したりすることが、最終的に音楽になっているような気がしますね。
クリス:アルバムタイトル「夢中夢 -Dream In Dream-」の由来は? 小山田:”夢中夢”とはいっているんですけど、イメージとしては”Dream In Dream In Dream In …”という永遠に続くような多重世界的なイメージですね。現実感がないというか、「自分達が暮らしているこの世界も実はまた夢の中である」みたいな、SFチックなところから発想を得ています。
クリス:そしてアルバムにはMETA FIVEのレパートリーでもある「環境と心理」のCorneliusヴァージョンも収録されるようですが、META FIVEヴァーションとCorneliusヴァージョンにおいて差別化されているポイントってどんなところですか? 小山田:元のMETA FIVEヴァージョンは、他のメンバーの人が入れてくれた様々な音があるんですけど、そこもアレンジを変えたりとか、あとは元のヴァージョンは幸宏さんとLEOくんと一緒に3人で歌っていたんですけど、今回は一人で歌いました。
クリス:今回も小山田さんのギタープレイが冴えていますが、ギタリストとして、日々やっていることって何かありますか? 小山田:あまり練習とかしてなかったんですけど、コロナ禍の自粛期間で自宅にいるときはYouTubeでギターレッスン動画のようなものをみて、中学生の頃やっていたような、早弾きの練習とかしてましたね、笑
クリス:小山田さんって音楽的な理論ってどれくらいご存知なんですか? 小山田:いやーあまりよくわかっていないですね。学校で習ったりとかしたことはなく、自己流でやってきたので、譜面とか全く読めないし…。あと最近はパソコンで作曲できるようになって、音を視覚的に認識できるので、そうやって音楽を作っていますね。
クリス:グループでの楽曲制作は、ジャムセッション的な感じなんですか? 小山田:METAFIVEもみんなソロアーティストで、リモートでレコーディングすることが多くて、、ジャムセッションというよりは、それぞれが音楽ファイルをみんなに回して、ダビングしたものを作った人が完成させる、という形が多い。昔、プラスティック・オノ・バンドに参加してた頃は、みんなでインプロしながらやってましたけどね、。
<今後の予定について> クリス:8月にはSUMMER SONICにも出演されますが、パンデミックも明けた感じですけど、どうですか?夏フェスは。 小山田:今年は久しぶりに、(コロナによる制限などがなく)割と全開でやるみたいなので、楽しみですね。
クリス:アルバムのツアーも予定されているんですか? 小山田:そうですね、まだ正式に発表はされてないんですけど、今年中にツアーをする予定です。
クリス:海外からもライブのオファーなど来ているかと思いますけど、いかがですか?海外でのライブは 小山田:ちょうどね、一昨日オーストラリアから帰ってきまして、それはツアーだったんですけど、真冬だったんですごく寒かったですね。メルボルンでやったライブは坂本慎太郎くんと一緒で、すごく楽しかったですね。
クリス:やっぱりいいですよね海外に行けるのは。 小山田:でも物価が高かったですね。笑
クリス:そうですよね、、。日本からの海外旅行は金銭面がちょっと大変ですね、、。笑、まぁそんなことを考えず、Corneliusのニューアルバム「夢中夢 -Dream In Dream-」を聴いて、みなさん気持ち良くなってください!ということで、小山田さんありがとうございました。 小山田:ありがとうございました。
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