Guest : KREVA
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ソロデビュー20周年を迎えたKREVAが登場!
・手書きにこだわるKREVA クリス:昨年からJ-WAVEでレギュラーがスタートいたしまして、毎週金曜夜11時からの「PILOT THE ORIGINAL」という番組ですけども、これは久しぶりのラジオレギュラー? KREVA:そうですね、10年以上ぶりぐらいなんですかね? クリス:どうですか?やってみて。 KREVA:本当にね、いろんなジャンルのニッチなモノづくりをやっている人がいるんだなって勉強になります。 クリス:それはいいですね、自分の中のインプットが増えていくっていうのは。それで、番組の冒頭では、KREVAの10年日記を読むというのがありますが、これはどういうことですか? KREVA:ここ4、5年ぐらい日記を毎日つけているんですけど、その放送日と同じ日の過去3年分を読むっていうのをやってます。 クリス:なんでそれをやろうと思ったんですか? KREVA:書くということにフォーカスしたいっていう話から、自分が日記つけているんで、それを読んでいくっていうのやりましょうかっていう話になりました。 クリス:これも打ち込むんじゃなくて、書くっていうのがスタイルで、KREVAといえば音楽界の文房具キングだと思いますけど。 KREVA:いやいやいや、そんなことないと思いますけど(笑)。 クリス:毎日、何かしら書いてる? KREVA:毎日書いてますね。朝はA4の紙一枚に30分ぐらい書いてますし、夜は10年日記書いてますし、歌詞も手書きしますし。 クリス:やっぱり手書きの方がいいですか? KREVA:ラストタッチっていうんですか?やっぱりそこが手書きの方がいいですし、歌詞に関していうとリズムが出る。それはあると思います。 クリス:なるほどね。それはなんか分かる気がします。手書きってその書く人の個性が出るし、打ち込むだけだとサラッとしている感じがする気がしますしね。 KREVA:大事な部分は大きく書いたり、間を空けて書いたりとかできますからね。 クリス:あとは、KREVA展見た時にも感じましたけど、人が見ると、間違いとか、あの言葉は本当は違う言葉だったんだと、あれも見てて面白かったですね。 KREVA:歌詞の原書展っていうものをやったんですけど、それは今おっしゃってもらったように自分が使わなかった韻だったり、言葉だったり、キーワードになった言葉があって、その衝動がそのまま紙に残っているので、それを見てインスパイアされる人がいたらいいなという思いも少しありました。 クリス:やっぱりファンからしたら、使われなかったアイデアが見れるっていうのはいいですよね。 KREVA:歌になる過程を見せられるっていうのはいいのかなって思いました。 クリス:そこで、その言葉を選択した意図っていうものが伝わってきて、いろいろ想像力が掻き立てられる気がしました。
・NEWアルバム『Project K』 クリス:先日、NEWアルバムがリリースされました。タイトルは「Project K」。プロジェクトXではなくて“K”なんですね。 KREVA:さっき、打ち合わせで「プロジェクトXってなんだ?」と思って調べたら、あれね!ってなったんですが違いますね。 クリス:じゃあ、もうXを考えてのKにしたわけではないんですね? KREVA:プロジェクトっていう英単語は、前進するという意味を持つ言葉だっていうのを聞いて、このアルバム自体は上昇や前進について歌っているものだから、まさに「Project K」だなと思ってこのタイトルにしました。 クリス:そして、全11曲入りで29分48秒、30分以内に凝縮されてますけど、これは何か意図はあったんですか? KREVA:いや、めちゃくちゃ頑張って作ってみた結果、30分以内に収まるという意図しないものでした。驚きでもあり、嬉しさでもありました。 クリス:それで、人生の中で一番気合を入れたアルバムになったということですが、、、 KREVA:そうですね。頑張って気合い入れないといけない出来事がいろいろあったから、それに負けないように作りました。 クリス:その中で、AIを使って制作したものがあると? KREVA:アルバムの7曲目に入っている「Knock」という曲なんですけど、途中で何人かが「ウェーイ」と言っているところは、AIで俺の声を女性にしたり、黒人R&Bシンガーとか白人パンクロックシンガーとかにして、最終的に9人分ぐらい作って、みんなで歌っている感じにしたりとかしましたね。 クリス:どうですか?文房具キングとして、次はAIキングになりたいとか。 KREVA:なりたくない、なりたくない(笑)。難しいです。でも、使ってみるとすごく楽しくて、今回助けられました。 クリス:KREVAってすごく完璧主義者に見えるというか、作ろうと思えばいくらでも作っちゃうじゃないですか。ここでもう十分だと思う瞬間ってどこですか? KREVA:やっぱり締め切りが本当にありがたい。 クリス:締め切り!あーなるほど! KREVA:今回は、自分が思っていたよりも近々で締め切りが来たんですよ。でもそのおかげで一生懸命頑張れたし、この作品のタイトさにも繋がったのかなと思って良かったです。
・KREVAの高速ラップ クリス:アルバムに収録されている「No Limit」。これはまた速い速い高速ラップですけども、息継ぎは大丈夫なんですか? KREVA:結構キツくて、ライブで歌う時とかは探しつつやってるって感じですね。レコーディングの時はマイクの前に立つだけで良かったからいけたんですけど、人前でパフォーマンスするときは身振り手振りというかこちらの振る舞いも入ってくるじゃないですか、そのときは息が辛いなと思って、今探しながら歌っている感じです。 クリス:なるほどね、まだライブでパフォーマンスするメソッドは確立されてない感じなんですね。 KREVA:これからって感じですね。さらに研ぎ澄ませていきます。 クリス:そうか、じゃあもう呼吸法から、、、 KREVA:そうですね。息継ぎ探すっていうか、息の隙間を見つける感じ。 クリス:ヨガの達人とか鼻ですごく息してるじゃないですか。 KREVA:もう毛穴で吸う感覚で。 クリス:水泳されてるんでしょ?水泳の呼吸って大事じゃないですか、そこで通じるものってあるんですか? KREVA:水泳しているのが活きてるっていうのはあると思います。昔よりは体力がついたのは水泳のおかげなのかなと。 クリス:なるほどね。でも本当よく噛まずに、、、噛むことってあるんですか? KREVA:全然ありますよ。なんか世の中の噛んじゃいけない感のアラート度が高まっている気がして、それは良くないと思ってるんですよ。噛んだ!噛んだ!はい噛んだ!みたいな。 クリス:でも、KREVAが噛んでるところ一度も見たことないけど。 KREVA:全然ありますよ。 クリス:なんか噛まなさそうな顔してるよね。顎がしっかりしてるからね。 KREVA:歯並びもね。 クリス:そうそうそう。だから、口元見るとすごいしっかりしてるから、これは噛まない口だなって(笑)。 KREVA:逆に最初に噛んでいくのを見せていった方がいいのかもしれないですね。
・番組恒例のガチャタイム! Q:自分へのご褒美!最近、自分へのご褒美で買ったこと、やったことありますか? KREVA:コンビニに売っている、5、6種類のインディアペールエールのビールを全部買うっていうのをやりました。 クリス:それはどれくらいで飲むんですか? KREVA:1日で!基本、自分はテキーラ飲むんですけど、その日はペールエールのビールの気分でしたね。
Q:差し入れナンバーワン!楽屋の差し入れで嬉しいものは? KREVA:天むす!小さくてぱっと食べられるものがありがたいですかね。 クリス:よく言うのは、歌い手さんは揚げ物?唐揚げとかオイルを使う料理の方がのどに良いって聞きますけど。 KREVA:あと、久保田利伸さんからウォッカを飲むと喉が開くから良いんだよって聞きましたね。でも、久保田さんのバンドのキーボードの方に聞いた話だと、「あいつ緊張するからウォッカ飲んでるんだよ」って言ってました(笑)。
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