2009.06.28

【訃報】マイケル・ジャクソンさん急死
本日の週刊クリスペーパーは予定を変更して、おととい金曜日に伝えられた訃報、マイケル・ジャクソンさんの急死についてお送りします。
皆さんもご存知だとは思いますが、7月から始まる予定だったロンドンでのライヴに向けて、ロスでリハーサルを行っていたマイケル・ジャクソンさんが、日本時間の金曜日の早朝、自宅で心肺停止状態となり、救急車で病院に搬送されましたが、そのまま死亡が確認されてしまいました。

世界中のメディアがマイケルさんの訃報を伝えていますが・・・
様々な著名人から、コメントが出されています。
マイケルと同い年のマドンナは、
「悲しいニュースに涙が止まりません。私はずっとマイケル・ジャクソンを称賛していました。
 世界は偉大な人物を失いましたが、彼の音楽は永遠に生き続けることでしょう」

そして、マイケルのかつての妻、リサ・マリー・プレスリーは、
“He Knew”(彼は知っていた)と言っています。
それがどういうことかというと、
マイケルは、『自分も若くして亡くなった、エルヴィス・プレスリーのような結末を迎えるかもしれない』と話していました。
ちなみにエルヴィスの死因も、処方薬の誤用による心臓発作ということです。


私クリス・ペプラーにとってのマイケルとは、
物凄い成功と富を得たんだけども、孤独なヒーローでもあったような気がします。
幼少の頃、父親から虐待されていたという話は非常に有名で…、
だから彼には少年時代がなく、50歳になった今でもプライベートでは少年に戻ってしまう部分があったり。
小さい時に自由がきかなかった彼は、自分を否定する人間をどんどんクビにして
彼の周りにはイエスマンばかりだったのかもしれないですね。
人生の中では、信頼できる人、自分のことを思ってダメ出しをしてくれる人がいないといけません。
そのあたり、もう少し強くなってほしかったですね。
でもただ一つ言えるのは、マイケル・ジャクソンは凄いアーティストだということ。
マイケルがいなかったらEXILEはないように、彼のアーティストとしての歌唱力とダンスは、一つのひな形を作りましたから。
文化・人種を越えて生きるものすべての琴線に触れる物凄い魅力を持ったアーティストであり、
成功と不幸を兼ね備えた可哀想なヒーローでもあった気がします。

数年前、マイケルがインタビューで語っていました。
「誰が永遠に生き続けたいんだ、そんなものは必要ない。
 でも、作品は生き残るから、だから僕は自分の魂と作品は常に融合したいと思っている。残るものは作品だから。
 それが永遠に生きられるんじゃないだろうか。」
まさに、その通りですよね。

・・・ということで、本日の週刊クリスペーパーは、突然この世を去ったマイケル・ジャクソンについてお送りしました。
改めて、ご冥福をお祈りします。