2012.05.06

ビースティ・ボーイズ、フォーエバー!
すでにニュースでみなさんもご存じかもしれませんが、
2009年にガンであることを公表し、闘病生活を送っていたビースティ・ボーイズの「MCA」こと、アダム・ヤウクが、
5月4日に47歳の若さで亡くなりました。
アダムは、2009年に唾液腺がんと診断され、公表しました。
当初は治る見込みが高いといわれていたものの、ここ最近は病状が悪化。
3年間の闘病生活のすえ、5月4日、地元ニューヨークで亡くなりました。

ビースティ・ボーイズと言えば、マイクD、アドロック、MCA、永遠の悪ガキ3人組!
これまでに全世界で4000万枚以上のアルバムを売り上げ、
なかでも1986年のデビュー作『Licensed to ill』は、
ヒップホップ・アルバムとして初めて全米No.1になり、音楽シーンを変えた名作!
その功績を称えられ、先月ロックの殿堂入りを果たしましたが、
アダムは体調不良で出席できず、マイクDとアドロックが受賞スピーチを行ないました。

僕も何度もインタビューしました。
彼に最後に会ったのは、最新作のプロモーションで来日した2009年。ガンであることを公表した後ですね。
3人の中でもアダムは、クールといいますか、鋭い眼光を今だに覚えてます。

ちなみに、アダムは、音楽以外に、チベットの独立を支援する活動にも力を入れていて、
あのダライ・ラマとも親交が深く、ダライ・ラマも代理人を通じて、追悼コメントを出しています。
「アダムはチベットの独立を訴えるコンサートを主催することで、チベットの窮状を世界に訴えかけてくれた。
 ダライ・ラマとチベットの人々は、彼を決して忘れないだろう」

他にも多くのミュージシャン仲間が、アダムへのトリビュート・メッセージを発信しています。

◆マドンナ(ビースティは、マドンナが1985年に行なった初のツアーのオープニングを務めました!)
「ビースティ・ボーイズは、あの当時(80年代に)巻き起こっていた音楽革命になくてはならない、唯一無二の存在だった」

◆P. Diddy
「彼は創造的な力にあふれた真のパイオニアであり、俺たちに道を開いてくれた」

◆Jay-Zは
「偉大な音楽のパイオニアの冥福を祈る」

◆エミネム
「ビースティ・ボーイズが、俺や他のアーティストにどれほど大きな影響を及ぼしたか、誰の目にも明らかだと思う。
 彼らは開拓者であり、先駆者だった。アダムの死はとても惜しまれる。」

ビースティ・ボーイズのメンバー、アダム・ヤウクのご冥福をお祈り致します。