2014.04.06

ハイヨ! できたて一丁!
ロック・ミュージシャンのジャック・ホワイトさんが、またもや世界記録に挑戦!
今度は世界最速でアナログ盤レコードをリリースします。

才能豊かなひねくれもの、ジャック・ホワイト。実は世界記録が大好き。
2年前に、たった1音だけのライブを行い、
「史上最短のコンサート」としてギネスに申請したものの、認められず。で、次に考えついたのが、
「世界最速のレコード・リリース」
これは、小さなレコード店を応援しよう!という
「レコード・ストア・デイ」の一環として、4月19日に行なわれる試み。
まず19日の朝10時に、ジャックがナッシュビルにある
Third Man Records(ジャックのレーベルのオフィスとライブハウスとレコードストアが一緒になった場所)で公開ライブを行ない、新曲を演奏。
そのマスターを工場に持ち込み、アナログ盤のシングルをプレス。
さらに、その日のライブで撮影した写真でジャケットを作り、
完成したレコードをストアで販売するという流れ。
5〜6時間でできるらしいのですが、数量限定ではなく、ストアに並んで待っているファンがいる限り、プレスを続けるとのこと。
ちなみにジャックは、過去にも1分間に、3回転させて聞く世界初のレコードを作ったり、
1,000枚だけプレスしたレコードをヘリウム風船につけてリリースしたり(空に飛ばしてファンに探させる)
変わった試みをさんざんやっています。

空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!いや、アルバムだ!
元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテさんが、
ニューアルバムを専用の小型人工衛星から配信中。今なら無料で聞けちゃいます。

3月29日、カリフォルニアのモハーヴェ砂漠から打ち上げられた1台のロケット。
ここに搭載されたのが「Sat−JF14」という小型の人工衛星で、宇宙空間に放出され、
地球の軌道上を周りながら、ジョン・フルシアンテのニューアルバム『Enclosure』をストリーミング配信しています。
つまり、アルバム専用の人工衛星というわけ。
この小型衛星は1台のロケットにたくさん積むことができるので、
1個あたりの費用は比較的安く、民間企業や大学がよく利用しているとのこと。
衛生の寿命は数週間程度で、4月7日までジョンのアルバムをストリーミング配信中。
専用の無料アプリをダウンロードすると、衛星の位置をリアルタイムで追うことができ、
自分がいる地域を通過するときに、アルバムを聞くことができる。
詳しくは、ジョン・フルシアンテのオフィシャルサイトをチェック!
どえらい時代になりましたね…。

こちらは、世界に1枚だけのアルバムです。
ベテラン・ヒップホップグループのウータンクランが、
たった1枚しかプレスしない新作をリリースすることになりました。とんでもない高値がついているみたいです。

こちらも一風変わったリリースの話。
アメリカのヒップホップグループ、ウータンクランが、
『The Wu - Once Upon A Time In Shaolin』という新作をリリースすると発表。
これ、2枚組のアナログ盤アルバムで、未発表の31曲が収録されていて、世に出るのはたった1点だけ。
世界で1枚しかプレスしないという代物。
しかも、イギリス系モロッコ人のデザイナーYahyaがデザインした、
手彫りのニッケルシルバーの箱に、納められています。
発売前には、世界各地の美術館やギャラリー、フェス会場などで有料で展示し、
ヘッドフォンを通して音を聴くことができるそう。
デジタル時代に入ってから、音楽の価値が著しく下がってしまったことに対するウータンなりの反論で、
アートとしての音楽の価値を見直してほしい、という意味が込められているのだとか…。
メンバーのRZAによれば、高額のオファーが次々と寄せられていて、
最高で「5億円出す!」という人が現れたという話!