2016.04.17

俺のベースを聞いてくれ!
アメリカで行われたNBAのスーパースター、コービー・ブライアントの引退試合で、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーさんが国歌を演奏。観客の反応は……微妙でした。


13日、ロサンゼルスで行われたNBAの試合での話。この日はロサンゼルス・レイカーズとユタ・ジャズが戦ったのだが、レイカーズのスター選手コービー・ブライアントの引退試合とあって、全米が注目。会場にはジェイZやカニエも駆けつけた。

その試合前に国歌を演奏したのが、レッチリのフリー。会場を埋め尽くした2万人の観客が見守る中、ベース1本でエフェクターはワウとディストーション。国歌を弾いたのだが……これがかなり微妙。ギターソロならまだしも、ベースソロで1曲はツラい。しかも国歌は、斬新なアレンジをすると不評を買うもの。会場の拍手はまばらで、ツイッターにはネガティブなコメントが飛び交った。

これに対してフリーは、
「俺はすばらしい演奏だと思ってる。心の狭いヤツらがいうことを、いちいち気にしちゃいられねーよ」
と反論!

なんで今ごろ?
伝説のロックバンド、レッド・ツェッペリンが1971年に発表した名曲“天国への階段”にパクリ疑惑がかけられ、陪審員による裁判が行われることになりました。

訴えたのは、アメリカのバンド、スピリットのギタリストだったランディ・カリフォルニア。実はこの2つの曲が似ていることは、昔から指摘されていました。でも、本人はすでに亡くなっているので、今回は、遺産管理人が訴えを起こしました。

それによると、“天国への階段”の有名なオープニング(アコギのフレーズ)が、スピリットの曲“Taurus”にソックリ。“天国への階段”が発表されたのは1971年、“Taurus”はその3年前(1968年)。

気になるのは、故ランディ・カリフォルニア本人ではなくて遺産管理人が訴えたところ。莫大な利益の何パーセントが遺産管理人へ? 裁判はどうなるのか、気になるところ。