2016.05.01

トリビュートが止まりません。
4月21日に急死したミュージシャンのプリンスさんに対して、多くのアーティストが自身のコンサートでプリンスの曲を演奏するなどして、トリビュートを捧げています。


先週もお伝えしたプリンスの突然の訃報。ミュージシャン仲間にもリスペクトされていたプリンスだけに、自身のコンサートでプリンスの曲をカバーしたり、彼に曲を捧げたりするアーティストが続出している。アリシア・キーズ、ジェニファー・ハドソン、マライア・キャリーなどが、それぞれのステージでプリンスの思い出を語り、曲を捧げたほか、先週末開かれたコーチェラ・フェスティバルでも、プリンスの曲をカバーする人が続出。

意外なところでは、ブルース・スプリングスティーンやピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが、それぞれのコンサートでプリンスを追悼し、『パープル・レイン』を演奏した。

そしてなんと、ノエル・ギャラガーも。プリンスへのトリビュートとして、コンサート会場を紫色の照明で照らし、彼の写真をスクリーンに映して、オアシスの『Live Forever』を捧げた。

ディアンジェロがアメリカのTV番組で披露した追悼パフォーマンスも話題。プリンスの隠れた名曲『Sometimes It Snows in April』をピアノで弾き語りし、途中、涙で声を詰まらせながら歌った。

見たくない人もいます。
最盛期のメンバーで再結成したガンズ・アンド・ローゼズのボーカル、アクセル・ローズさんが、今度はAC/DCのボーカルとしてヨーロッパツアーを行いますが、ファンの中には反発している人もいるよう。


足を骨折しながらも、ガンズ・アンド・ローゼズの再結成ツアーを続けているアクセル・ローズ。そんな中、AC/DCのボーカルも掛け持ちすることに。

AC/DCは昨年からワールドツアーを行っていたが、今年3月、ボーカルのブライアン・ジョンソンにドクター・ストップがかかり、ツアーを中断。代役を探していた。そこへちょうどハマったのが、アクセル。

先週末までガンズとして、アメリカのコーチェラ・フェスティバルに出演していたアクセル、このあと6月後半からガンズの全米ツアーが始まるまで、スケジュールが空いている。その合間を利用して、AC/DCのヨーロッパツアーでボーカルをつとめることに!

大喜びするファンがいる一方で、
「ブライアン抜きでツアーを続けるべきじゃない」
「アクセルのボーカルなんか聞きたくねーよ」
と反発する人もいて、
「金返せ!」
という署名運動が起こったほど!

これを受けて主催者側は、見たくない人はチケットの払い戻しにも応じる!という異例の措置を取った。

アタシを嫌いな人も、買ってちょうだいね!
ニューアルバムを引っさげてワールドツアーをスタートしたビヨンセさんが、自身のボイコットを呼びかけるTシャツを売っています。いったいなぜ?


ニューアルバム『Lemonade』を緊急リリースし、ワールドツアーをスタートしたビヨンセ。ツアーは4月27日マイアミからスタートしましたが、ツアーグッズの中に驚くべきものが!“BOYCOTT BEYONCE”(ビヨンセをボイコットしよう)と書かれたTシャツが売られていた。なんとこれ、オフィシャル・グッズ!

実はビヨンセ、今年2月のスーパーボウルでハーフタイムショーにゲスト出演した時、60年代〜70年代にかけて過激な黒人解放運動を行ったブラック・パンサー党を思わせる衣装を身につけ、警察を痛烈に批判するパフォーマンスを繰り広げた。

これに警察側が反発。ビヨンセのコンサートが行われる際に、
「警備を手伝うのをやめよう!」
という、ボイコット運動が広がった。そのとき“BOYCOTT BEYONCE”というTシャツが作られ、これが売れているらしいと聞いたビヨンセは、
「だったらアタシが売るわ」
と!

ちなみにお値段は45ドル(4800円)。