2017.01.29

トランプvsマドンナ。
ワシントンD.C.で行われたデモに参加し、トランプ新大統領を痛烈に批判した歌手のマドンナさんですが、その過激な発言に波紋が広がっています。


トランプ政権発足から10日。先週のクリスペーパーでは、就任式の翌日に行われた大規模なデモに、たくさんのセレブが参加したというニュースをお伝えしたが、中でも目立っていたのがマドンナ。ワシントンD.C.で行われた抗議デモでスピーチを行ったマドンナは、放送禁止用語を連発。

「あたしは怒ってる。本当に頭にきて、いっそホワイトハウスを吹っ飛ばしてやろうかと思ったわ。だけど、そんなことしても何も変わらないし、絶望にひたってばかりはいられない」
と語ったところ、“ホワイトハウスを吹っ飛ばす”という部分だけがクローズアップされ、炎上!

マドンナは後日インスタグラムで、
「自分が意図したことと違う。私は暴力的な人間じゃない」
と説明したが、焼け石に水。

コメントを求められたトランプ氏は、マドンナを“disgusting(ムカつく)”と言い、アメリカを侮辱していると非難。さらにテキサス州のラジオ局が、マドンナの曲を無期限で放送禁止にするなど、波紋が広がっている。

マドンナ、今回はちょっと行き過ぎちゃった……!?

これがお金の儲け方。
ラッパー兼実業家のジェイ・Zさんらが運営する音楽配信サービス《タイダル》が、株式の一部をとんでもない金額で売却することになりました。

音楽業界きっての実業家、ジェイ・Z! 音楽業界のみならず、ファッション、飲食、スポーツ界で手広く商売し、その資産は700億円といわれている。

そんなジェイZが2015年から経営しているのが、音楽ストリーミング・サービスのタイダル。元はノルウェーとスウェーデンの会社が設立したサービスを、2年前にジェイ・Zが64億円で買収したのだが、このほどその株式の一部を230億円で売却することに! Sprintというアメリカの携帯電話会社が、タイダルの株の33%を取得すると発表!(親会社はソフトバンク)

タイダルは、ジェイZのほかにも、妻のビヨンセやカニエ、リアーナ、アッシャー、アリシア・キーズ、カルヴィン・ハリス、クリス・マーティン、マドンナなど、そうそうたるアーティストが共同オーナー(株主)として名を連ねている“アーティスト主導”のサービス。

夢のプレス工場。
独自の音楽活動を行っているミュージシャンのジャック・ホワイトさんが、来月アナログレコードのプレス工場をオープンすることになりました。


天才ミュージシャンだけど、変わり者として知られているジャック・ホワイト。元ホワイト・ストライプス、他にもザ・ラカンターズや、ザ・デッド・ウェザーなどのバンドや、ソロ活動もしている。そんな、ジャックはアナログレコードが大好き!

自ら設立したレーベル《サードマン・レコード》を通して、自身や他のアーティストの作品をアナログレコードでリリースしてきた。ナッシュビルにある《サードマン・レコード》のオフィス兼スタジオには、ライブ演奏からリアルタイムでアナログ原盤(レコードの元になるもの)が作れる設備があったり、レコードショップが併設されていたり。ただこれまでは、外部のプレス工場に製造を依頼していましたが、ついに自前のプレス工場まで作っちゃった!

この工場は《ザードマン・プレッシング》という名前で、デトロイトに建てられ、2月25日から稼働開始。環境に優しい最新式の設備で、1日5千枚のレコードをプレスできるそう。

最近、アナログレコードが人気を取り戻しているものの、工場が少なく、アーティストが、少ない量のレコードをプレスしようとしても、なかなか難しい状況なんだそう。そういうニーズにも対応していくそう。