2020.08.23

いい話といえば、やっぱりこの人です!
イギリスで学費が払えず夢をあきらめかけていた学生に、歌手のテイラー・スウィフトさんが手を差し伸べました。


こんな時代だから、心温まるいい話が聞きたい。いい話といえばテイラー・スウィフト! イギリスに住むヴィトリアさんという18歳の学生が、大学に進学するための費用をクラウドファンディングで募った。

それによると、ヴィトリアさんは4年前にポルトガルから移住してきた黒人女性。英語が母国語ではないにもかかわらず、懸命に勉強して優秀な成績を収め、超難関のウォーリック大学に合格。ここで数学を学ぶのを夢見ていた。

しかし学費が払えず、学生ローンの資格もナシ。父親はすでに亡くなり、母親は今もポルトガルで少ない収入で暮らしているため、援助も受けられない。困ったあげく、クラウドファンディングで寄付を募ることに。

それを知って手を差し伸べたのがテイラー! ヴィトリアさんの目標金額は4万ポンド。すでに1万7千ポンドが集まっていたので、残りの2万3千ポンド(およそ320万円)をテイラーがポーンと寄付。「あなたの意欲と熱心さに心を打たれたわ。がんばってね!」というメッセージを添えて。

いつもながら、こういう案件を目ざとく見つけて行動に移す、テイラー(のチーム)に拍手!

これもニュースタンダード?
今月30日にニューヨークで開催されるMTVビデオ・ミュージック・アワードの授賞式で、パフォーマンスを安全に観るために取り入れられた新たな試みとは?


授賞式のお楽しみといえば、豪華アーティストによるライブパフォーマンス。それをコロナ禍でどうやってやるのか? 安全を考えたらリモートがベストだが、それでは盛り上がりに欠ける。そこで、8月30日に開催されるMTVビデオ・ミュージック・アワード(通称VMA)では、新たな試みが。

まず会場はニューヨークの5か所に分散し、屋外でパフォーマンスを行う。その屋外のパフォーマンスも、無観客か限られた人数に制限するとのこと。

現在、コロンビアのレゲトン・シンガー《マルマ》とラテン・アイドルグループ《CNCO》のパフォーマンスが見たい!というファンを募集中だが、条件がある! 授賞式の1週間前、コロナの検査を受けること。陰性が確認されたら、授賞式当日まで1週間、自主隔離生活を送ること。同伴者は同居している家族1名のみ許され、その人も検査を受けて自主隔離しなければならない。

なかなか厳しいが、大好きなアーティストに会うためにはここまでしないと。これもニュースタンダードになるのか?

この人が窓口にいたらビックリです。
アメリカの大御所シンガー兼女優のシェールさんが、郵便局でのボランティアを申し出ました。そのココロは……?


シェールといえば、1960年代から活躍しているシンガー兼女優。数え切れないほどのヒット曲を持ち、女優としてアカデミー賞も受賞した大御所。そのシェールが突然、「郵便局でボランティアしたい」とツイートした。みんな冗談だと思ったが、シェールは実際に近所の郵便局に電話をかけ、「もしもし、シェールですけど、ボランティアを受け付けていますか?」と聞いたらしい。

なぜそこまで? じつは大統領選挙がらみ。トランプは11月の選挙で自分が不利になると考え、郵便投票を阻止しようとしている。そのため郵政公社への補助金を拒否。さらにトランプ派のルイス・デジョイという人物を郵政公社のトップに据え、“経営改革”の名のもとに郵便ポストを撤去。職員の残業も厳しく制限したことで、配達に遅れが生じていた。

配達が遅れれば、郵便投票が集計に間に合わず、無効になる票が大量に出るわけ。あざとい! これに怒ったシェールが「ボランティアしたい」と言い出した。残念ながらボラティアは受け付けていなかったそうだが、郵政公社のデジョイ総裁は、国民からの批判を受け、改革をいったん中止。郵便投票を遅れが出ないように取り扱うと約束した。

それにしてもえげつない選挙だこと・・・。