2021.12.19

「ボ〜ン・イン・ザ・USA〜♪」も売っちゃいました。
アメリカ音楽界の“ボス”ことブルース・スプリングスティーンさんが、自身が持つすべての楽曲の権利を売却しました。そのお値段は!?


大物アーティストが曲の権利を手放して売却するケースが相次いでいる。ここ1年ほどで、ボブ・ディランやポール・サイモン、ティナ・ターナー、ブロンディ、デヴィッド・ボウイ、シャキーラ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどが、自身の曲の権利を売却。それに続いたのが、ボスことブルース・スプリングスティーン。

50年におよぶキャリアを持つ彼が、自身が作詞作曲したすべての曲の版権と、アルバムなどの原盤権を売却した。驚くのはそのお値段。ウワサによると、なんと5億ドル!! およそ570億円!

権利を手放した以上、今後は印税が入ってこないし、その曲がどんなふうに使われても口出しできない。なのに、なぜ売却するのか?

理由の1つは、ストリーミングサービスが普及したことで、楽曲の価値が上昇。投資の対象としても注目されるようになり、今が売りどき。とくに、そろそろ引退を考えているベテランアーテイストにとっては、管理がやっかいな形で残すより、現金化したほうが相続もラク。

専門家によると、印税をもらって高い税金を払うよりも、売却したほうがおトクだそうで、税金対策の意味もあるのだとか。

栄えある今年のNo.1ツアーは?
コンサート業界誌のPollstarが、2021年のツアーランキングを発表。1位に輝いたのは、今年、苦難を乗り越えたあのベテランバンドです。


まだ安心できない状況ではあるが、今年は徐々に規制が緩和され、アーティストがツアーを再開。そこでコンサート業界誌「Pollstar」が、今年のツアーランキングを発表した。興行収入で堂々の1位に輝いたのは、ローリング・ストーンズ。

でも公演数はたったの12回。これで51万6千枚のチケットを売り、およそ130億円を稼ぎ出した。つまり箱がデカい&チケット代が高いということ。メンバーの平均年齢は76歳オーバー、しかも今年はチャーリー・ワッツが亡くなったにもかかわらず、トップに君臨するとはお見事!

一方、動員数(チケットの売り上げ枚数)で1位になったのは、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ。

今年9月から11月にかけてアメリカで42公演を行ったLove On Tourで、69万9,051枚のチケットを売り上げた。興行収入はストーンズに及ばないものの、およそ98億円に達したハリー。

ママとパパのことは内緒。
音楽界の女王、マドンナさんの息子がアーティスト・デビューです。と言っても、ミュージシャンでは、ありません!


6人の子どもを持つマドンナ。そのうち映画監督のガイ・リッチーとの間に生まれたのが、息子のロッコ・ジョン・リッチーで、いま21歳。一時期、母マドンナとの確執がウワサされたが、最近は仲よくしている様子。

そんなロッコ君が、ロンドンを拠点にアーティスト活動をしている。と言っても、ミュージシャンではなく画家!

このほどアメリカのタブロイド紙「ニューヨーク・ポスト」がすっぱ抜いてしまったが、それまでは素性を隠していた。名前も本名のロッコではなく、Rhedというペンネームを使っていたため、誰にもバレなかったらしい。

彼の作品を扱うロンドンのギャラリーのサイトでは、「多様で型にはまらない文化的背景を持つ新進気鋭のアーティスト」と紹介されており、マドンナやガイ・リッチーとの関係には一切触れていない。

にもかかわらず、作品によってはポンドで5ケタ、日本円で数百万円の値段がついているとか。