2022.05.15

まるでスパイ小説! 警察の監視を逃れロシアから脱出!
反プーチン、反体制活動で知られるバンド、プッシー・ライオットのメンバーが監視していた警察をあざむきロシア出国に成功しました。


NYタイムズによると、プッシー・ライオットの中心メンバーであるマリア・アリョーヒナさんはSNSでウクライナ支援活動をしていたことなどから、自宅軟禁状態に置かれていましたが、フード・デリバリーの配達員を装い警察の目をごまかし自宅を脱出。

GPSでの追跡を逃れるためスマートフォンを置き去りにしたままで、友人のクルマでベラルーシ国境へ向かいました。

マリアさんはロシア政府からパスポートを没収されていたため、入国を2度拒否されましたが、アイスランド人アーティストの協力を得てEUに渡航できる書類を入手できたことなどを明かしています。

ベラルーシからはリトアニア経由で西ヨーロッパに入国。現在はアイスランドにいる模様で、先月ロシアからの脱出に成功したバンドメンバーのリューシャ・シュテインさんと合流した写真をSNSにアップしています。

マリアさんは「先週の間にたくさんの魔法が起こりました。まるでスパイ小説のようでした」と脱出劇を振り返り、今後はプッシー・ライオットとしてウクライナ支援イベントへの出演を企画しているそうです。

爆音に誘われてメタル・ベイビー誕生!
ブラジルでおこなわれたメタリカのライブ中に観客の女性が産気づき、救急車を呼ぼうとしましたが、間に合わず緊急出産! 無事、男の子が生まれました。


出産したのは当時妊娠39週目だったタトゥーアーティストのジョイス・フィゲイロさん。ジョイスさんと夫のジェイミーさんは筋金入りのヘビーメタルファンで、2019年にメタリカのコンサート・チケットを購入して楽しみにしていましたが、コロナ禍のため2度も延期となってしまい、その間に妊娠。

今回のコンサートも事前に医師の許可をとり、モッシュピットなどではなく、ハンディキャップ席で座って観覧していました。

ライブがはじまって間もなく陣痛をおとずれ、なんとか我慢していたもののアンコールで残り3曲というタイミングで子どもの頭が出てくるのを感じ、会場内の医療チームに連絡を入れると、救急車を呼んだほうが良いと判断されましたが、すでに時遅し、メタリカの代表曲「Enter Sandman」の演奏が終わるころに3,039グラムの元気な男の子が生まれました。

※ジョアンさんは「メタリカは私たち夫婦が最も愛するバンドの1つなので、コンサート中に出産できるなんて光栄です。息子にとって、これ以上の誕生ストーリーはないと思います。名前ですか? バンドのメンバーにちなんで付けるのもありかもしれませんが、絶対にSandmanとはつけません(笑)」とコメント。のちにルアンと命名。

コンサート終了後にこのハプニングを知ったメタリカのメンバー、ジェイムズ・ヘットフィールドは、出産後、病院に運ばれた夫妻に祝福の電話をしています。

表現の自由に挑戦し続けるマドンナ、どんだけ〜!
チャリティオークションに出品されたマドンナのNFTアート作品が女性の身体をあまりにもリアルに表現し過ぎているとして、話題となっています。


今回話題となっている作品はデジタルアーティストのビープルとコラボしたもので、マドンナと思われる全裸の女性のもっともプライベートな部分から植物や昆虫が誕生し、成長していく様子がデジタル・グラフィックで表現されています。

問題となっているのは、その女性ならでのプライベートな身体の部分で、かなり立体的でリアルに描かれています……。

SNSでは「生々しすぎる」「過激すぎる」「気持ち悪い」などの意見も。

実際にマドンナの身体を3Dスキャンしてクリエイトした作品とのことですが、マドンナは「私は創造という概念を掘り下げたかった。女性の身体を通して子供がこの世に誕生する方法だけでなく、アーティストが創造性を生み出す方法も研究したかったのです」とプレスリリースで語っています。

今回出品されたのはNFTアートコレクションの第1弾で、「Mother of Creation(創造の母)→植物」、このあと「Mother of Evolution(進化の母)→蝶」、「Mother of Technology(テクノロジーの母)→ロボット昆虫」と続く予定。

ちなみに今回の作品の落札額は、ウクライナを拠点に戦争を目撃した子どもたちの心のケアに取り組む団体ヴォイセス・オブ・チルドレン財団、コンゴ民主共和国東部のブカブにある、暴力を受けた女性たちを支援するシティ・オブ・ジョイ、保釈金を支払う余裕がなく、刑務所で苦しんでいる人を助けるブラック・ママズ・ベイル・アウトという3つの団体へ寄付することを明らかにしています。

かつてはヌードだけでなく性行為も描いた写真集「SEX」を出版して衝撃を与えましたが、最近になってもインスタグラムで挑発的な写真を公開してガイドライン違反で削除されるなどマドンナの表現の自由への挑戦は続いています。