2024.04.07

テイラー・スウィフトさんが世界長者番付でビリオネア入り!
アメリカの経済誌フォーブスが、資産10億ドル、日本円でおよそ1500億円を超える世界の富豪をリストアップ。テイラーさんは、音楽活動のみでビリオネアになった最初のアーティストとなります。

発表されたテイラーの資産は11億ドル=およそ1650億円。この資産は音楽制作による印税収入に、ツアーでのチケット販売と物販の売上げ、コンサート映画の興行収入などが加わったもので、100%音楽活動によって生み出されたものです。

これまでにビリオネアになったアーティストは、JAY-Z,カニエ・ウエスト、リアーナがいましたが、いずれもファッションブランドや化粧品、アルコール飲料など、音楽以外のビジネスでの利益が多く含まれていました。純粋に音楽だけで稼いでいるテイラーの莫大な資産は彼女の音楽が幅広い層に届いている証と言えそうです。

昨年3月にはじまった『THE ERAS ツアー』は、アメリカ国内と中南米あわせるとチケットの売上げが2300億円以上。ツアーは今年に入っても続いていて、すでに日本、オーストラリア、シンガポールが終了。このあと5月から8月にかけてヨーロッパ各国、10月に再びアメリカ国内、11月と12月はカナダ公演が予定されています。いったいどこまで売上げを伸ばすのでしょうか?

ちなみにテイラーは1公演につき、およそ3億円の物販を売り上げるそうです。先日の日本公演は4日間だったので、単純計算すると物販だけで12億円!

歌手のビリー・アイリッシュさんが音楽産業に問題提起!
複数のパターンでアルバムを販売することは資源の無駄になってしまい、地球環境に優しくないと発言しました。

レコードやCDのパッケージを複数のパターンで販売するケースが年々増えています。大きなファンダムを持つ日本のアイドルやK-POPのグループなども、メンバーごとのバージョンを用意して、ファンひとりあたりの売上を積み上げる手法が当たり前のようにおこなわれているのは周知のとおり。

今回のビリ−の発言はビルボード・マガジンのインタビューの中で飛び出したものですが、どうやら一部の人間からは誤解されてしまったようです。

なかでもスウィフティーズと呼ばれるテイラー・スウィフトの熱狂的なファンはこの発言をテイラーに向けた批判・攻撃と解釈してしまいました。というのもテイラーは今月19日にニューアルバムをリリース予定で、すでに複数仕様のパッケージの予約販売をスタートさせていたから。

熱狂的なファンはすべてのバージョンを所有したくなる。そしてテイラーの資産がまた増えていく。これに対してビリーは、しっかり記事を読んで欲しいとSNSで反論しました。

ビリーは発言のなかで「“自分”を含むアーティストが複数パターンで販売している」と自己批判をおこないながらの問題提起であることを強調。「誰かを名指しするつもりではないの。業界全体のシステム上の問題を指摘したの」とコメントしています。

ちなみにビリー自身も2021年に『Happier Than Ever』のLPを8バージョンリリース。ただし100%リサイクル・ビニールとその他のリサイクル可能な素材で作られています。

売上げが伸びないのでコンサートの内容変えちゃいます!
ジェニファー・ロペスさんのニューアルバムをテーマにしたツアーが、売上不振のため、ツアータイトルと内容を過去のヒット曲集に変更してしまいました。

ジェニファー・ロペスは今年2月に10年ぶりとなるアルバム『This Is Me... Now』を発表。6月からはじめるツアーのタイトルも『This Is Me... Now: The Tour』となっていました。

J-Loとしては「This Is Me... Now(見て! これが最新のわたしよ!)」とばかりに、アップデートされた自身を見せつける気満々だったようです。

ところが思うようにチケットがさばけなかったことから、今週になってツアータイトルを『This Is Me…Live The Greatest Hits』に変更。コンサートの内容も過去のヒットソング満載になると見られています。

チケット売上不振のせいもあり、すでにツアーの7公演がキャンセルされてしまいました

最新の自分が求められていないことに弱気になってしまったのか? ビジネスとしては背に腹は代えられないと決断したのでしょうか? ある意味、いさぎ良い方針転換と言えそうです。

ニューアルバムは全米アルバムチャートで最高38位。そう言えば、ニューアルバムからの曲、TOKIO HOT 100でも今ひとつ順位が上がっていません……。