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THE NIGHT I LOST MY HEAD / MAXIMO PARK |
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イギリスの超ド新人バンド『MAXIMO PARK』を紹介します。 まだ殆ど情報が無くて、私が知っているところはニューキャッスル出身の5人組で、写真を一度だけ見た事があるんですが、5人組でボーカルだけスーツを着ているんです。 ピッチリとネクタイを締めて、ノータックのスラックスを履いていて、髪の毛が1:9分け!! Franz Ferdinandだと2:8分けなんですが、MAXIMO PARKは1:9分けです。 サウンドが80年代っぽいのと、うさん臭さが良いんです。 私の中でいちばんツボをつくのは、A級でなくて、B級的なもので、B級の楽しさって絶対あると思うんです。 このバンドは、大げさだし、変にドラマッチクでロマンチストだし、すごく格好つけようとしているのに、それが全て空回りしている情けない感じがツボをつかれるんですよ。 昔、90年代にPULPってバンドがいたじゃないですか、あれもやっぱり初体験の情けなさを歌った曲で、全英チャートNO.1に輝いたりしたんですけれども、そういう人の情けなくも切ない心をつかんでいくバンドっていうのはイギリスの伝統であると思うんですね。 これをリリースしているのがイギリスの”Warpレーベル”で、APHEX TWINとかをリリースしている、テクノ系とかエレクトロニック系のレーベルなんですが、そこが初めてリリースするギター・ポップ・バンドということで、かなり注目されています。 |
MAXIMO PARK・公式サイト |
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音楽雑誌『スヌーザー』編集部/1975年生 28歳 短大在学時より、音楽系フリーペーパーなどで執筆を始める。 同時期に、現在の編集長である田中宗一郎と出会い、97年の『スヌーザー』創刊より同誌の編集、及びライターとして携わる(現在『スヌーザー』は隔月刊で通巻45号まで発行)。 その間、数百に及ぶ国内外のアーティストへの取材を行っている。 主にアメリカ、イギリスを中心とした80年代後半以降のオルタナティヴ・ミュージック、ギター・ロック、ハード・コア・パンクといったジャンルに特に明るい。 また2000年代以降は新人アーティストの紹介も積極的に行っている。 また、同じく海外アーティストの作品のライナーノーツなども多数執筆。 |
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