2005.04.10

an honest mistake / the bravery

今日ご紹介するのは、ニューヨーク出身でフジロックに出演がきまっているバンド「the bravery」です。
クリスさんは”ポスト・パンク”とか”ニュー・ウェイヴ”とかの単語ににうんざりしてらっしゃるとか…。
多分クリスさん”ポスト・パンク”とか”ニュー・ウェイヴ”を当時リアルタイムで聴いていらっしゃるんじゃありませんか?
そうすると若いバンドがちょっとエッセンス的に使うと、「なんだこいつら」とか思っちゃったりしません?
ちょっとお父さん的な気持ちになっているのではと思っていたので、その中でも極めつけのバンドを持って来ました。
”ニュー・ウェイヴ”というよりかはもう”ニュー・ロマンティックス’です!
”ニュー・ロマ”+”トランス”+”ゴス”っていう、B級の極みです。
ジャケも良いんですが、中のメンバーの写真が…。
目張りバリバリ、リーゼントバリバリ、ボーカルの顔がでかくて長嶋監督の顔そっくりなんですけどね。
それがロマンティクな曲を書くわけですよ。
多分”ニュー・ロマ”って単語を知らない若い人は沢山いると思うんですが、この恥ずかしい感じを味わって欲しいと思います。
The Bravery

唐沢真佐子(からさわまさこ)

音楽雑誌『スヌーザー』編集部/1975年生
短大在学時より、音楽系フリーペーパーなどで執筆を始める。
同時期に、現在の編集長である田中宗一郎と出会い、97年の『スヌーザー』創刊より同誌の編集、及びライターとして携わる(現在『スヌーザー』は隔月刊で通巻45号まで発行)。
その間、数百に及ぶ国内外のアーティストへの取材を行っている。
主にアメリカ、イギリスを中心とした80年代後半以降のオルタナティヴ・ミュージック、ギター・ロック、ハード・コア・パンクといったジャンルに特に明るい。
また2000年代以降は新人アーティストの紹介も積極的に行っている。
また、同じく海外アーティストの作品のライナーノーツなども多数執筆。