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本当はアラブのドロドロのやつを持って来たんですけど、あまりに天気が良いので、春の日曜日の午後にぴったりなちょっとポップなのに急遽変更しました。 これアフリカ&フランスものなんですけれども、Faniaって女性歌手で、リリースから約1か月程度経っています。 ジャケットを見るとマトリックスっぽいポーズのジャケで、よく見ると木が”Fania”の文字になっています。 彼女は”ジャン・ポール・ゴルティエ”や”ピエール・カルダン”のモデルをやっていたセネガル人のモデルです。 正確にはわからないんですが、あの「ランバダ」を歌っていた”カオマ”のメンバーだったらしいんですよね。 もともとセネガルで生まれた人で、10代でフランスに来てモデルをやりながらワールドミュージック系のコーラスをやっていて、2000年代になってからアルバムを何枚かリリース。 フランス在住も長いのでフランスの音を追求しながら、セネガルの”オロンゴ”など現地の言葉の音楽をやっています。 今日かける曲はかなりシャンソンっぽい曲で、この人は最初からフランスっぽいものをミックスしている所が面白いんです。 「J'ai deux amours」という曲なんですが、”二人の愛人を持っています”という不倫の歌だと思ったんですが、そうではなく”セネガルとフランスのことを愛しています”という意味だそうで、ジョセフィン・ベイカーという1920年〜30年代の世界初の黒人スター歌手のカバーです。 |
CHEZ_FANIA / naturel |
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アフリカ、中近東など、第3国のHOUSE,HIPHOP TECHNOシーンにめっぽう詳しいツワモノライター。 大学卒業後、音楽ソフト販売、フランス留学、2年半の放浪、インディーズ系レコード会社、クラブ運営会社を経て「よろず風物ライター」としてTVブロス、ソトコト、STUDIO VOICE、MUSIC MAGAZINE、流行通信、フィガロ、PEN、SWITCH、POP ASIAなど連載多数。 |
「CHEZ SALAM サラームの家」 |
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