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今日は久々にメジャーどころから持ってきました。 平原綾香さんのカヴァーアルバム『From To』です。 このごろカヴァー・アルバムって多いじゃないですか、そんな中でもJ-POPファンとしてはレコメンせざる得ない内容になっているんです。 このカヴァー・アルバムは70年代、80年代、90年代、そして2000年代の名曲すべてのエッセンスが入っている、J-POPクロニクル的なアルバムです。 そこら辺がこの頃ありがちなカヴァー・アルバムとは一線を画しているのではないかと思います。 ざっと言うと『言葉にできない』『いとしのエリー』『MISSING』『秋桜』『TRUE LOVE』『桜坂』『なごり雪』『翼を下さい』などが収録されているんですよ。 実は僕らの周りの業界関係者の間でも平原綾香さんのシンパが多いんですね。 ご存知の方も多いと思いますが、平原さんのお父さんは有名なサックスプレイヤーで、僕も若かりし頃セッションにお呼びしたことがります。 森山直太朗くんとかもそうなんですが、こういうミュージシャンの血やDNAを引くサラブレットであるということで、なおさら期待感を煽るわけです。 歌が素晴らしくて、僕が思うに、平原さんの歌は楽器です。 体が共鳴しているんですよね。 半音とか、半音のそのまた半音、いわゆるクオータートーンという少しブルージーな感じとか、そいった音楽や音程やメロディーを自由自在に操る感じが、DNAを引き継いだ生粋のサラブレットという感覚です。 彼女自身も音大でサックスを勉強しているそうなんですが、サックスは自分で音程を作っていく楽器なので、そのことも歌声と関係しているかもしれません。 デビュー曲『ジュピター』はカヴァーとはいえ新境地を開いた作品でした。 そのデビューの印象がかなり鮮烈だったと思いますが、今度のカヴァー・アルバムで彼女のボーカルは、日本のJ-POPの名曲を一筆描きで歌い上げていると言う印象を受けました。 |
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日本音楽界稀代のプロデューサー、椎名林檎、スピッツ、平井堅、SOPHIA、堂本剛、DO AS INFINITY、FLOWなど、手掛けたアーティストは数知れず。 2004年夏から椎名林檎らと「東京事変」を結成。 アーティストとしても活動中。 |
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