2005.11.20

TIMES/WAYNE MARSHALL

先月、ジャマイカに行ったときフレディ・マクレガーというアーティストのところを訪ねまして、そこで「ちょっと聞かせたいものがある」と渡してくれたんですよ。
フレディはもう大ベテランのアーティストで、7歳からやっているので芸歴は40年ぐらいになるんです。
で、そのフレディは子供だった時にスタジオ・ワンていうレゲエの一つの形を作ったレーベルのコクソン・ドットという人に育てられたんですけど、それと同じ様にフレディが現在は若い子を育ててまして、その中で「一番凄い」って言われてるのがフレディ・マクレガーの息子のスティーブン・マクレガーなんですね。
まだ一番末っ子の13歳なんですけど、今はプロデューサーをやっていて大活躍中なんです。
トラックも作ってて、スタジオに行ったらその子供がいろんなアーティストと仕事してるんですよ。13歳ですよ!驚きですよね。
スタジオでアーティストが「これで明日レコーディングしようね」って言ったら
「いや、俺は明日学校あるから」なんて感じの会話をしてるんですよ。
僕が彼に会ったのはまだ5歳くらいだったんですけど、日本に来た時にフレディに付いてきちゃったんですよ。
昔は動物園に連れて行ったりだとか世話させられたこともあったのに、それが今やビッグプロデューサーになって…。
この夏から現地のレゲエ専門チャンネルで、リリース前から噂になっていた楽曲があったんですが、誰がこの曲を手がけているのかってなかなかわからなかったんですけど、実はその13歳のスティーブン・マクレガーがプロデュースしてたっていう…。
年なんて関係なく実力オンリーの世界なんですよね。
で、今回はその現地で話題になっているというWAYNE MARSHALLのTIMESという曲を紹介します。

八幡浩司(やわた こうじ)

「この人がいないと、日本にレゲエ・ミュージックは入ってこない!」と言われる、レゲエ・ミュージック界の元締め!?
もちろんジャマイカに足しげく通い、ジャマイカのレゲエ音源を日本に紹介。