2006.01.08

Chorando se Foi / IVETE SANGALO

今日はブラジル音楽界で人気・実力No.1と言っていいIVETE SANGALOの「AS SUPER NOVAS 」という最新作をお持ちしました。
イベッチはバイーア出身の白人女性なんですが、家柄は結構良いらしいですね。
今は30歳前後だと思うんですけれど、10代の後半から歌い始めてバイーアのカーニバルにも何度も出場してます。
バイーアのカーニバル、今年は2月の最終週にあると思うんですけれども、リオもバイーアも同じ時期に開催されるんですね。
このカーニバルのステージというのが大きいトラックを改造していてそのトラックの脇は全部PAのスピーカーになってるんです。
そして、上にバンド・ダンサー・バックコーラス、もちろんイベッチ本人もみんな乗っかってカンカン照りのところで3時間くらい歌い踊りまくるんですよ。
それを何日間も続けられるだけの喉の力と体力!
これがないとこの世界生き残れないんですよ。
ジャケットを見ていただいても豪快な女性という感じが伝わるかと思います (笑)
去年発売されたライブのDVDがブラジルでも日本でもかなり売れましたが、それを見てても本当にあんな激しい踊りをしててなんで息がきれないのかっていうくらいの迫力ですけどもね。
そして今日紹介するのはイベッチの最新アルバム、これはスタジオ録音なんですが一番最後に最新のライブのバージョンが入ってまして、それを是非オススメしたいなと。
このライブがまた凄く良かったんですよ!
この曲、実は1988年頃に世界的に大ヒットしたランバダのカバーなんですね。
イベッチのパワフルなライブバージョン、是非聞いてみてください。

ケペル木村

1986年に初めてブラジルへ渡り、帰国してから(有)中南米音楽でブラジル盤CDの輸入を担当。
コミュニティカレッジの講師、イベントの企画や主催、フリーペーパー『MPB』の編集発行人、CDのライナーノーツの執筆、レコード会社のライセンスのコーディネート、コンピレーションCDの選曲・制作など、ブラジル音楽に関することなら、何でも手掛けている。