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今日ご紹介するのはインストバンドのtoe(トー)です。 ツインギターのポストロック風味のインストバンドなんですけども、メンバーの一人一人がいろんなセッションに参加したり、中にはエンジニアも出来る方が混じっていたりと、作曲からミックスまでの工程を全部自分たちでやってしまう非常に才能溢れる集団なんです。 今はパソコンの発達によってコンピュータでレコーディングが出来るので大抵のことは自分たちで出来てしまうんですが、toeの場合なにが凄いかというとアンダーグラウンドとオーバーグラウンドの活躍の場を常にちゃんとキープし続けているということだと思うんですよ。 木村カエラちゃんや、SUEMITSU & THE SUEMITHさんやEL-MALOさんといった方々もtoeのことを注目していて、中でも木村カエラちゃんはtoeのドラムの柏倉さんをいたくお気に入りのようで自分のバンドに入れちゃったくらいなんです。 その繋がりもあってtoeは現在大ヒット中の木村カエラちゃんのアルバム「Scratch」の中の表題曲「Scratch」を楽曲提供しております。 ちなみにこの曲のピアノはカエラちゃんが自分で弾いてるんですけど、僕もこの「Scratch」というアルバムに1曲参加しておりまして、そのレコーディングの合間にピアノブースに入ってカエラちゃんがこのピアノのフレーズ一生懸命練習してたので凄い覚えてて。 今回アルバムを聞いた瞬間にあの時のピアノのフレーズはこれだったんだ!と、やっと合点がいきました。 しかもこの「Scratch」エンジニアはtoeのギターの美濃さんがやってるんですね。 こうやって自分達の仕事の本線以外にも、木村カエラというめちゃくちゃメジャーグラウンドに出て行った時にも自分たちの制作スタイルを崩さず、自分たちの音を作り上げるというところに才能を感じてしまうんです。 気になる彼らの本線の仕事、toe自身のサウンドは一本筋が通っていまして、ポストロックの部分とインストゥルメンタルの部分で一貫した風味を持っています。 ヴォーカリストをフィーチャリングしたりもするんですが、声っていうのはあくまでも楽器の一部という、決してヴォーカルに歌わせるというのではなくて楽器の一部としてヴォーカルを扱うという線も一貫してるんですよ。 この前のアルバムではSHAKKAZOMBIEのオオスミさんや、クラムボンの原田郁子ちゃんなどをゲストヴォーカルに迎えてましたが、やはり声は楽器で扱われてる印象でした。 ちなみに3月21日に発売されるHUSKING BEEのトリビュートアルバムに土岐麻子さんをフィーチャリングしてtoeとして1曲提供してるみたいなのでこちらも要チェックです!! 業界内の耳の肥えた人の間では既に話題騒然のバンドtoe、是非皆さん聞いてみて下さい!
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