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CALM DOWN DEAREST / JAMIE T |
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L.A.二泊四日の旅(MAROON5の取材)から帰ってきたばかりの妹沢です。 本日ご紹介したいのは、MAROON5の次にライナーを書きたいアーティスト「Jamie T(ジェイミー・ティー)」という21歳のイギリス人少年なんですけども、実はまだ日本盤が出ていないんです。 私は彼を13年遅れのイギリスからのBECKだと思っていまして、BECKみたいにHIP-HOP的な感性を持ちつつ、フォークとかインディーズギターロックを鳴らしていて、イギリスでは彼のことを呼ぶための新しいジャンル「グラインディ」という言葉が出来たくらいなんですよ。 では「グラインディ」とはどういう由来かと言いますと。。。 今、イギリスの一番最先端なHIP-HOPを「グライム」というんですが、そのグライムのビートを使いつつ、インディーズのギターロックの歌詞やアティチュードを持っているということで「グラインディ」と呼ばれるようになったんです。 彼をアーティストに例えるならば、イギリスでよく言われているのはボブ・ディランとザ・ストリーツが出会った感じとか、i-Pod世代の知識がごちゃ混ぜになっている感じなど、という風に言われています。 音的には出てきた頃のBECKのどうしようもない、だる〜い感じを持ちつつも、当時のBECKよりもっと肩に力が入ってないというか、もっと弱い感じですね。 是非、日本に呼びたいんですけど、レコード会社が日本盤を出してくれないことには。。。 ちょっと聞いたところによると、どうやら輸入盤がどれくらい売れるか次第で日本盤を出すか出さないかを現在検討中のようなので、、、皆さん!Jamie Tを一緒に応援していきましょう! まずはアルバム「Panic Prevention」を是非聞いてみて下さい!!
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'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。 その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。 これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。
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