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DELIVER ME / ROBERT RANDOLPH AND THE FAMILY BAND |
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本日はスペシャル・レコメンゲスト、スガシカオさんが登場!! スガさんの春の激押し1枚を持ってきてもらいました。
ROBERT RANDOLPH AND THE FAMILY BANDという、今、世界で一番くどいんじゃないかというバンドなんですけど(笑) 彼らはペダル・スティールという楽器を操って、70年代っぽいソウルとかファンクみたいなことをやってるんですが、ペダル・スティールって僕らはあんまり馴染みがないじゃないですか。 でもアメリカではパイプオルガンの代わりにペダル・スティールを使うことがあるらしくて、そのスティール・ギターを主役にすえたゴスペル音楽は「セイクリッド・スティール(聖なるスティール)」って呼ばれているんです。 で、彼らはニュージャージーのペダル・スティールを使った教会でゴスペルの演奏をしてたらしいんですよ。 ちょうど今、CMでかかっている「HOP STEP DIVE」という曲を作っていた時にソロの部分をペダル・スティールでやろうということになって、ギタリストの方にペダル・スティールを弾いてもらったんですが、その時にどれだけペダル・スティールが難しいかというのを目の当たりにしました。 ギターみたいに簡単に早弾きとかできないんですよね。 指には専用のスライド・バーをつけてるし、チューニングも全然違うし、だから早弾きをしようと思うと物凄いテクニックがいるんです。 それを目の当たりにしていて、その直後にこのROBERT RANDOLPHと出会ったわけですよ。 だから彼がやっていることがどのくらい凄いか。。。もう寒気しちゃったんです! ペダル・スティールっていうのは、ハワイアンとかカントリーミュージックなんかでよく使われていて、使い方としては、長い音符を緩やかに使うのが大体のパターンなんですよね。 決して早弾きをするためのものじゃないんですよ。 それを彼らはあえてやっているという・・・一体何のためにやってるんだ!?という気がしますけど。 でも彼らの曲を聞いた時に、これがペダル・スティールなのか!という驚きでまずひっくり返っちゃったんですよね。 彼らの曲をよく聞いてると、長い音符でキーボードみたいに弾く時は本来のペダル・スティールの弾き方で弾いていて、凄く上手に使い分けてるんです。 ペダル・スティールの良さをわかってるなと思いますね。 とにかくイントロからこのグルーヴをペダル・スティールで出せるのは凄いとしか言いようがありません! 今回ご紹介するのはアルバム『COLORBLIND』から「DELIVER ME」という曲です。 是非皆さんも聞いてみてこのグルーヴに痺れちゃってください!!
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