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BORN TO BE WILD / FANFARE CIOCARLIA |
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皆さん「ボラット」って知ってますか?? 5月26日 土曜日から日本公開される映画で、正確なタイトルは『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』 世界24ヵ国で公開されて、ゴールデングローブ賞を受賞して、アカデミー賞にもノミネートされているらしいんですよね。 簡単に内容を説明すると・・・ 主役のボラットはユダヤ系のイギリス人で、アリ・Gという白人ラッパーの役です。 カザフスタンのテレビレポーターがカザフスタンの情報省に依頼されて、アメリカの現代文化をレポートするためにアメリカに行って、いろんな所をまわるというドキュメンタリーなんですけど、その設定自体がすべてドッキリ! ネオコンが見たら大激怒!日本人が見てもかなり引いてしまうイタイお下劣なギャグが満載で、過激なお笑いのマイケル・ムーアみたいな感じですかね。
で、今回はこの映画のサントラ盤が凄く秀逸なのでそれを紹介したいと思います。 サントラ盤はなぜか、ルーマニアとかマケドニアとかウクライナとか東ヨーロッパのジプシー音楽がいっぱい入っていて、カザフスタンと全然関係ない。。。どこまでが本気だか嘘だかわからないという設定なんですよね。 その中から日本にも何度か来日しているグループで、世界最強のジプシー・ブラス・バンドと言われているルーマニアのファンファーレ・チォカリーアというバンドの曲を紹介します。 今、バルカン・ビーツと言ってBASEMENT JAXXとかが東ヨーロッパのジプシー・ブラスをサンプリングしたり、クラブDJの間ではバルカン・ビーツというのが凄く人気になってるんですが、その元ネタとなったようなバンドです。 曲は映画の中でエンディングテーマに使われてるんですけど、アメリカを横断する時にかかる曲です。 曲名は「BORN TO BE WILD(ワイルドで行こう)」 そう、あの曲です(笑)
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アフリカ、中近東など、第3国のHOUSE,HIPHOP TECHNOシーンにめっぽう詳しいツワモノライター。 大学卒業後、音楽ソフト販売、フランス留学、2年半の放浪、インディーズ系レコード会社、クラブ運営会社を経て「よろず風物ライター」としてTVブロス、ソトコト、STUDIO VOICE、MUSIC MAGAZINE、流行通信、フィガロ、PEN、SWITCH、POP ASIAなど連載多数。
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