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今日はブラジル出身のCSSというバンドの世界初解禁音源を持ってきました!!
ファーストまでは、ハッキリ言ってまだ演奏は下手だったんですけど逆に全然嫌みのないそのヘタウマさが良かったんですが、実は次のアルバム、音の上手さがライブをやってきたことがよくわかる作品になってるんですね。 元々彼女達って、iPod touchのCMソングが世界的に大ヒットしたことで凄い人気者になったんですが、それまではライブをしたこともなかったようなグループだったんですよ。 ファーストアルバムがどれだけ売れたのかなと思ったら、やっぱり爆発的ヒットをしたんですけど、ギャラ未払いのトラブルがあったみたいで・・・この間取材をした時に聞いてビックリしたんですけど。 とはいえ、その経験をおそらく今回の作品作りに注ぎ込んだみたいで、新作アルバムにはそういった思いが見え隠れするんですね。 実は今日持ってきた曲が「LEFT BEHIND(置いてけぼり)」という曲で、歌詞をよく見ると ”忘れられない大切なものをあの場所に置いてきちゃった、探しだしたい” みたいなニュアンスもあったりして、そういうトラブルのエピソードを聞いちゃうと、そのコト?なんてちょっと思ってしまったり。。。 この「LEFT BEHIND」という曲は、ファーストアルバムの頃のダンスミュージックの分に音の厚みがプラスされて、セカンドアルバムにつながるちょうど一番真ん中にくる曲なんですよ。 7月に出るアルバムを聞くと、もっとギターロックっぽい要素が出ているので、その辺りが増えた理由を聞いたところ「やっぱり怒りをぶつけるにはロックが一番だから」みたいなニュアンスが…いろいろ怒ってるんでしょうかね; でもやっぱりセンスがとてもいい子たちなので、そういうところがイギリスのミュージシャン達にも好かれていて、プライマル・スクリームがアルバムを出すんですけども、そこにフロントマンのラヴフォックスがボーカルで参加したりもしてるんです。 ちなみにラヴフォックスちゃん、イギリスのニュー・レイヴっていうダンスとロックを繋ぐブームの立役者だったクラクソンズのサイモン・テイラーと現在婚約中でラブラブらしいです。
そして今年の夏はフジロックで来日が決まっていますので、行かれる方は是非CSSをチェックしてみてください!
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'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。 その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。 これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。
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