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FIRST LOVE / EMMY THE GREAT |
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これまで私がご紹介してきたのは男性ロックミュージシャンが多かったんですが、今回初の女性ミュージシャンを持ってきました! 香港生まれロンドン育ちの、日本とイギリスのハーフの女の子、EMMY THE GREAT(エミー・ザ・グレイト)というソロ・シンガーです。
今年2月にロンドンへ出張がありまして、そこで見つけてきたんですが、 今のイギリスは、景気が悪いということもあって、大きなレコード屋さんは元気がないんですけど、趣味に走っているような小さなレコード屋さんはとっても元気が良くて、そこでイチオシされていたのが、このEMMY THE GREATでした。 日本ではまだ全然ノーマークなんですけど、なにが良いって…曲が本当に良いんです! 一筋縄なフォークとは違う、フォークの新しい感じというか、アヴァン・フォークというか・・・ 最近、イギリスの若手ミュージシャンの間ではフォーク・ミュージックが流行り始めてるんですよ。 実は彼女、FATBOY SLIMがやっているTHE BPAというプロジェクトでも歌っていたり、LIGHTSPEED CHAMPIONというフォークシンガーの男の子の作品に参加していたりと、注目株ではあります。 ジャケットだけ見ると、どんなパンクな女の子だろうという感じなんですけど、実際に音を聞くと、とてもフォーキーで美しい声なんです。 歌詞も凄く面白くて、今回ご紹介した「FIRST LOVE」の歌詞では初めての恋人の話をしてるんですが、 ”壊れたカセットテープから流れてるのは、オリジナルはレナード・コーエンのハレルヤで…” みたいなストーリーがあったり、 他にも「MIA」という曲があって、これは彼氏と別れる曲なんですが、 ”あなたは私の大好きなシンガーが、エム・アイ・エーと呼べばいいのかのミアと呼べばいいのか教えてくれた人…” …という感じで、とても身近でリアリティのある歌詞が面白いですよね。
EMMY THE GREATのアルバム『FIRST LOVE』、海外では既にインディーズレーベルから2月9日にリリースされてるんですけど、おそらく日本でも輸入盤で購入出来るかと思いますので、皆さん是非聞いてみてください!
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'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。 その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。 これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。 |
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