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今回は、なんと灯台下暗し!TOKIO HOT 100を聞いていて気になった「sleepy.ab(スリーピー)」というバンドを、改めてレコメンさせていただきます! ちなみにこのバンド名の「.ab」はabstract=抽象的という意味らしいですが、「.ab」は発音しません。 11月25日にニューアルバム『paratroop』で、メジャーデビューすることになっております。
彼らのホームページを見るといろんなアーティストのコメントが載っていたんですが、中でもビックリしたのは、いつも一緒に作っているスピッツの草野正宗くんが温かいコメントを寄せていまして、この間、正宗君と一緒だったので、sleepy.abってどう?と聞いたら、もう最高だよ!と草野正宗お墨付きをいただきました。 スピッツのメンバー全員、ライヴも見に行ったことがあるらしく、 空間的サウンドをCDどおりしっかりライヴで再現していて、歌もぶれない。普通、こういうアンビエントが入るようなギターサウンドというのは、ライヴで再現するのは凄く難しくて物足りない感じになっちゃうんだけど、全くそこにストレスを感じさせない、いいライヴだったよ、と絶賛でした。 聞くところによると、この空間的ギターを弾く山内さん、ギターのエフェクターをいっぱい並べて、5本指ソックスを履いて、確実にエフェクターを踏むために椅子に座ってプレイするんですって。最初から最後まで全曲「着座プレイ」ですよ。
そんな彼らのサウンドは極寒っぽいんです。 TOKIOで紹介された時もクリスさんが、ボーカルの感じを安全地帯の玉置浩二さんに似てない?みたいなこと言ってましたけど、僕もまさにそんな風に思っていて。 例えば、アイスランドの歌姫ビョークと玉置浩二さんの歌声は似てると思うんです。 鼻から抜けるハスキーさと、白い吐息が見えるような息の成分。 こういう歌声の感じっていうのは、北国ならではの温度感というか環境が作り出している音楽だと思うんですよね。 北国と言っても色々あって、同じく北海道出身の福原美穂さんはソウルフルで、生命感・躍動感があふれる力強い北海道という感じですが、彼女の"動"に対して、彼らは幻想的な"静"の雰囲気。 僕は、昔から「ロックは北から」と言っているんですが、南の方へ行くと楽しい音楽とか踊れる音楽になるんですが、寒い地方へ行くと内に向いたエネルギーが音楽の力になってますよね。 ただこのsleepy.abは、北国フィーリングだけではなく、どこかスピッツとかに通じる胸キュン感があるという青臭さがバンドとしてメジャーフィールドに出てくる大きなパワーになってるんじゃないかなと思います。 この北国ボイスが来年あたりくるんじゃないでしょうか。亀田誠治は応援しています!
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