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STICKS 'N' STONES / JAMIE.T |
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今回、実はDELPHICを紹介しようと思っていたんですが、今週のチャート(88位)に入っているという事で、DELPHICと同じくらい英国っぽいJAMIE.Tというアーティストを持ってきました。 2007年3月25日の放送で彼のデビュー作『Panic Prevention』をご紹介してるんですが、そのとき「日本盤が出る予定が全然なくて、でも凄く大好きなんです。」というお話をしていたら、担当ディレクターさんがその話を聞いてくれたらしく、そんなに好きだったら…ということで、今度の新作でライナーを書かせてもらいました。 この2ndアルバム『KINGS & QUEENS』は、すでに英国では発売されていて、なんと全英2位! サウンドは、一人でやっているHIP-HOP+フォークという感じで、 一人アークティック・モンキーズとか、一人ビースティ・ボーイズだとか、そのあたりと比べられることが多いんですよ。 リリックを読んでると、社会的なトピックも取り入れて、とはいえちょっとユーモアもまぶして伝える感じですね。 デビューをした頃は、グライム+インディで「グラインディ」という言葉で語られてたんですけど、 今、彼は23歳になったんですが、23歳ならではの目線でロンドンのストリートの光景だったり、男の子達が実際に直面している問題などを歌いつつ。 声が、イタズラッ子がキャーキャー言ってるような感じの親近感がわくラップなので、アメリカのラップの強面な感じとはまた違う、とっても英国らしいキュートなラッパーです。 是非聞いてみてください。
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'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。 |
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