|
POSTCARDS FROM ITALY / BEIRUT (SHINICHI OSAWA RE-EDIT) |
|
去年の6月、ロスのEDC(Electric Daisy Carnival)という、10万人規模のエレクトロニック・ミュージックのフェスに参加したのですが、そのあとメキシコのティファナという国境の街でDJをするため、車で移動中にラジオから流れてきたのがこの曲。
はじめて聴いたのに懐かしく、沈んでいくメキシコの夕日を眺めて高速を走りながら、僕は涙が出そうになりました。聴いた瞬間にこれは天才だな、と。
日本に戻ってからCDを買って、改めて聴いてみたら本当に素晴らしい音楽。プロフィールを見たら、成績優秀だったのに高校をやめて、単身中東や東ヨーロッパを旅したそうです。いろんな音楽に触れた彼は、この想い出を1枚のアルバムにしたい、と1人ですべての楽器をこなしてPro Toolsで制作。そのデモを4AD(イギリスのインディーズ・レーベル)のA&Rが聴いて発売。
彼の音はフォークソング的な要素やバルカン民謡的なホーンセクションが入ったりと、僕が今作っている音に近いです。今日ご紹介するのは、彼の曲で一番ダンサブルなんではないかなという曲に、僕がビートを足したものです。自分イベントのセットの終わりによくかけています。
曲はバンド編成でやっていますが、演奏がうまいというより味がある! 久々に僕の心にグッときたアーティストです。
|
|
|
|
|
|
|