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本日ご紹介するのは、ドイツのジャーマン・ソウル界きっての歌姫、ジョイ・デナラーニです。 1973年ベルリン生まれ。母はドイツ人、父はアフリカ人。 当時のベルリンは、西と東に分断されてたわけですが、西ベルリン内のスラム街っぽいところで育ったそうです。 10代後半でレゲエやソウルを歌うバンドで活動し始め、メジャー・レーベルと契約したものの、レーベル側と音楽的方向性で意見が合わず、契約解消。 その後、シュトゥットガルトに移り、Freundeskreisというグループでの活動を経てソロデビュー。
実は1年半前、2010年1月17日にも、この持ち込みレコメンのコーナーで別のドイツ語ソウルをご紹介しているんです。 Fleur Earth Experimentの「Confusedte Maenner」なんですが、 この時にも言ったかもしれませんが、ドイツはフランスと比べて英語が強いんですよ。 特にR&Bより、ヒップホップの方がそれが顕著で、 例えば、フランスだと「アリアンス・エトゥニーク」とグループ名からしてフランス語なのに、ドイツだと「ウォーキン・ラージ」ですからね。 フランスのヒップホップはフランス語、だけどドイツのヒップホップは英語なんです。 ジョイ・デナラーニも2006年に出した前作『Born & Raised』は、アメリカ録音で全曲英語のアルバムだったんですが、 今回ご紹介する、最近リリースされたジョイ・デナラーニのニューアルバム『Maureen』は、1曲だけ英語ですが、あとは全部ドイツ語です。 ちゃんとドイツ語でもファンクできる!と、証明されたアルバムになってますので、是非聞いてみてください!
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牡羊座、血液型不明。一応、京都府出身。 早稲田大学第一文学部卒業。 浪人はしていないが、卒業までに5年かかる。 理由は勉強が好きだったから。 専門は文化人類学もどき。卒業論文はヴードゥー教関連。 1994年10月にbmr編集部に入る。2011年1月よりbmr編集長。 内職で早川書房の『SFマガジン』にてスター・トレック連載を執筆。 免許・資格は皆無。機械にはめっぽう弱い。
【最新号のbmr 8月号は、豪華両面表紙!】 表紙はビヨンセ、裏表紙はオッド・フューチャー・ウルフ・ギャング・キル・ゼム・オールのタイラー・ザ・クリエイター(通称ゴブリンくん)
【丸屋さんトークショー】 サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン1・2』刊行記念 柳下毅一郎さん × 丸屋九兵衛さん トークショー <『ダールグレン』の謎を解く> 7月30日(土) 開場:17時半 開演:18時 会場:三省堂書店神保町本店 8階特設会場
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