2021.10.24

Everything Needs Love feat. BoA / MONDO GROSSO

〈MONDO GROSSOの新録音源をラジオ初オンエア〉

─── MONDO GROSSOは、プロジェクト誕生から30年の節目!

大沢伸一:スタッフがこじつけで起源を換算しているのが、僕がこのバンド(MONDO GROSSO)をやり出した時みたいですね。

たぶん30年なんだと思いますが、僕は節目が嫌いで。30年だから、とか。10年だから、とか。そういうのをことごとく外してきている。できたら今回も30周年という節目じゃなかったら良かった(笑) そういうのが、逆にプレッシャーになるんです。


─── MONDO GROSSOはバンドとしてスタートしました。

大沢伸一:今でもベースは弾きます。セッション・バンドに近かったので、ベーシストという役割が強かったですね。元々はギターが好きで。よくある話ですが、ベースをやりたがる人がいないのでベースやってよ、と言われたのが弾き始め。


─── 30年の活動で、どんなサウンドを目指してましたか?

大沢伸一:目指してたのは最初の10年くらいだと思います。そこから先は、10年という歴史が誘ってしまう方向性があって。自分でやっていながらも、自分の私物じゃ当然ありませんし。ただ一個だけ守っているのが、誤解やいろんな物を恐れずに、その時々で変化していくということ。ずっと決めてやってきました。


─── 11/3にリリースのオフィシャル・ベストアルバム『MONDO GROSSO OFFICIAL BEST』に収録されている新録音源『Everything Needs Love feat. BoA 』は、どんな曲ですか?

大沢伸一:2003年のアルバム『Next Wave』の曲で、J-WAVEでもたくさんかけていただきましたが、この曲をBoAちゃんの日本語バージョンとして再録。プロダクションも新しくして、自ら振り返るベストアルバムの目玉にしようと。

BoAちゃんは日本で活躍してて、日本語の方がみなさんお馴染み。にもかかわらず、あの当時は英語……元々曲があったので。僕にとってもすごくシンボリックな曲で、この曲がなかったらソニーミュージックからエイベックスに移籍ということにもなってなかったという、ちょっと裏話もあるような。だったら、この曲をおもしろく、もう一回何か光を当てたいなと思った時に、日本語バージョンというのもアリなのかなと思ったんです。

大沢伸一

大沢伸一(MONDO GROSSO)公式アカウント
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