「今年は史上最も暑い年」(朝日新聞)

世界気象機関(WMO)は、2023年は史上最も暑い1年になるとの見通しを発表。10月末までの記録では、産業革命前よりも世界の平均気温は1.4度上昇していて、およそ12万5千年前以来とされるとのことです。昨日から国連気候変動枠組み条約のCOP28(第28回締約国会議)が、アラブ首長国連邦で始まりました。

温暖化の原因となる二酸化炭素の濃度は産業革命前より1.5倍に増え、特に今年はイタリアで48.2度、モロッコで50.4度など記録的な高温も観測されました。

気温だけではなく世界の平均海面水温は7月~9月に0.21~0.27度上昇。記録を大きく更新していてメキシコ湾、カリブ海など広い範囲で海洋熱波が発生しました。これによって南極海にある氷面積はフランスとドイツを合わせた以上の100万平方キロメートル減少。氷が溶けたことなどでの海水の膨張によって、海面の上昇率については、2012年から2022年までの10年間は、1992年からの10年間の2倍以上だった。

*国際ルール「パリ協定」では気温上昇を1.5度に抑えようとしています。