●「テーマパークのアトラクションは動画配信から」(日本経済新聞)

昨日オープンした東京ディズニー・シーの新しいエリア。映画やアニメの世界観を楽しめるテーマパークにとって、今や動画配信は欠かせない要素となっています。

「アナと雪の女王」をテーマにしたアトラクションは香港、フロリダに次ぐ世界で3ヶ所目ですが、ディズニーは当たり外れが多い映画やマーケットが縮小する放送事業に比べて、動画配信を背景としたテーマパーク事業は、安定して収益が見込めるとして注力しています。来年にもディズニーランド・パリで「アナ雪」などのエリアを展開。

ディズニーに関心があってもディズニーのテーマパークを訪れていない潜在顧客は7億人いるとされています。ユニバーサル・スタジオやソニーグループも世界中でテーマパークに投資しています。

海外旅行の主な目的として「食事」に次いで2番目が「テーマパーク」となっています。

動画配信が背景となっていることで、国をまたいでの観光客の誘致が見込めることも大きな要因で、日本はグッズ類が充実しているとのことで、円安のみならず、インバウンド需要がありそうです。

日本の映像コンテンツも注目が集まっています。既にオープンしたジブリパークに続いて三菱地所が横浜市で計画中のテーマパークは、日本のアニメやゲームなどが中心となり東京ディズニーランドと同規模で2031年のオープンをめざしているとのことです。

またサウジアラビアでは国策として、日本の東映と組んで「ドラゴンボール」のテーマパーク構想があるとのことです。