「1年以内に転職したい日本の会社員、世界平均上回る」(日本経済新聞)

コンサルティング会社のPwCジャパングループが、日本で1年以内に転職を考える人は29%に達したとする調査結果を発表しました。世界50の国や地域を対象に実施して、これまでの調査では世界平均を下回っていたものの、今回の調査では逆転。

背景には日本の働きがいの低さがありそうです。現在の仕事に「充実感がある」と答えた人は日本が34%で世界平均が53%。「大変だがやりがいがある」という回答も日本が33%に対し世界は49%でした。世界との差が大きかったのは「公正な報酬が支払われている」という回答で、日本は世界を29ポイント下回る23%にとどまりました。

日本では賃金への不満を背景にイヤイヤ働いてストレスをためて続けている人が、人材の流動性が増し活性化した転職市場をみて、退職意向を急速に強めている、という分析があります。