「アメリカ大統領選挙 テレビ討論会」

アメリカ現地時間の9月10日、3大ネットワークのひとつABCテレビにハリス氏とトランプ氏の二人が公の場で、はじめて一緒に登場しました。今朝はニューヨーク在住のジャーナリスト、津山恵子さんに現地の状況、そしてその反響についての現地の様子をお伺いします。

JK: 討論会はペンシルベニアでしたが、津山さんはどこでご覧になりましたか。

津山: 今回は無観客だったので、パブリック・ビューイングのような雰囲気のバーで中継を見ました。相方の支持者がいる場で、発言の応酬に湧きました。

JK 討論会直後のCNNの調査では63%がハリス氏勝利と発表されましたね?トランプ氏が出馬した場合の世論調査の精度は疑問が投げかけられています

津山: 電話調査では、携帯にかけることが難しい。トランプ支持者は自ら態度を明かさない、などの調査の難しさがあります。またハリス陣営が今までのトランプ氏の発言に対して十分に準備した一方、トランプ陣営は情報がないハリス氏への得意な攻撃ができなかったことや、カメラ目線を意識したハリス氏が有利との見方ち。

JK: そもそも政策についての「ディベート」で有権者が判断できたのでしょうか?

津山: (経済政策、国境問題、ウクライナ、妊娠中絶などについて)

今回は議論がかみあわず、事実でない発言を司会者が修正する場面も。調査上の数字はともかく、激戦州やZ世代の動向はまだわからないがテイラー・スウィフトによる選挙人登録呼びかけで行動が起きたことは確か。

JK:トランプ氏はTVメディアでの討論会をもうやらない、という速報がきました。

津山: 多くの人にアピールできない、という点においてトランプ氏には痛手になるはず。挽回のチャンスを自ら摘んでしまったことは残念。

JK:ありがとうございました。お話いただいたのはニューヨーク在住のジャーナリスト、津山恵子さんでした。