「今世紀末の平均気温は最大3.1℃上昇」(朝日新聞)

UNEP(国連環境計画)は、世界各国が現在の温暖化対策のままだと、今世紀末に、世界の平均気温が産業革命前から最大、3度以上上昇するとの報告書を公表しました。

アフリカ連合を除くG20(主要20カ国と地域)が、世界の温室効果ガスの8割を排出していて、こうした国が大規模な削減を主導しなければならないと指摘しました。

報告書では、各国が現在の政策を継続し、提出済みの温室効果ガスの削減目標を達成、資金支援を条件とした途上国などの削減目標を達成するなどの条件で、複数のシナリオを分析し、今世紀末の気温上昇が2.6から3.1度となったというものです。

アンダーセン事務局長は「気候変動の正念場にきている。私たちはいまだかつてない規模とペースで、資金や対策を世界的に結集させる必要がある」と話しています。