「不登校の小中学生、全国で初の30万人超」(新聞各紙)

文部科学省の調査によると、年30日以上登校しないことで「不登校」とされた小中学生が、2023年度では過去最多の34万6482人に上ったことがでわかりました。

病気や経済的理由ではなく、心理・社会的な要因などで登校できない状態が、「不登校」とされています。

調査結果によると不登校の子は小学校13万370人、中学21万6112人で、合計人数は小中学生全体の3.7%にあたり、前年度より4万7434人増加しています。

欠席日数では「90日以上」が55.0%で最多。「出席日数ゼロ」は3.1%でした。そして都内でも「不登校」の小中学生は3万1726人で過去最多です。

増加の要因としては、生活リズムの乱れや、学校活動の減少などコロナ禍の影響。障害などの理由で特別な配慮が必要な子への適切な指導や支援不足。経験の少ない若手教員の増加や長時間労働によって、子どもへの必要な支援が不足しがちだ、という指摘もあるようです。