「初売りに長蛇の列」(日本経済新聞)

昨日三越伊勢丹やそごう・西武による東京都内での「2025年初売り」が始まりました。元日は西武池袋本店などが休業で、都内は百貨店の初売りがない年明けです。

伊勢丹新宿本店や西武渋谷店では国内客に加えて昨年過去最高規模となったインバウンドのお客さんの姿が目立ち、高級ブランド品などを購入。初売りでも訪日客が消費を底上げしているようです。

伊勢丹新宿店では「セールや福袋への関心は年々下がっているが、飲食や体験型のサービスで初売りに来るきっかけを作りたい」としていて、催事場では地方店と連携し広島のお好み焼きや富士山型のクッキーを添えた抹茶ラテなどの飲食店が並びます。

家電量販店「ヨドバシカメラ」の出店に伴い改装工事中の西武池袋は、店内が手狭となったことで今年は福袋の販売を見送りました。デパ地下を7階に仮設移転した食品売り場「デパナナ」では箱菓子などに買いもの客が集中しました。

一方訪日客の飲食や買い物をする場としての需要が高まっている、と訪日客消費への期待が寄せられています。一例として西武渋谷は2日の売上高と客数がともに前年比で30%増の見込みだとのこと。