「2026年サッカーW杯中継ビジネス事情」(日本経済新聞)

2026年のサッカーワールドカップ北中米大会は史上最大のビジネス・チャンスになりそうです。来年の6~7月に米国、カナダ、メキシコで開かれるW杯は出場チーム数が22年カタール大会までの32から48に拡大し、試合数も6割増の104試合となります。

注目度の高い決勝トーナメントの試合数は32と倍増。他カードと重複せずに生中継できる試合も56から92に増えたため、放映権収入などが大幅に増える見通しです。

放送・配信事業者にとっても、ビジネスチャンスが増大。2014年のブラジル大会まではNHKと民放6局が共同で放送してきましたが、前回のカタール大会では民放3局が放送せずNHKとテレビ朝日、フジテレビが計41試合を地上波やBS放送で中継。インターネットテレビの「ABEMA(アベマ)」が全試合を配信しましたが、次の大会でも日本では中継はインターネットによるものが中心になる可能性が出ています。