「違法オンラインカジノ、賭け金推計額が1.2兆円」(新聞各紙)

スマートフォンなどからサイトに接続しゲームで賭ける、オンラインカジノについて、警察庁がアンケートによる初の実態調査を行いました。国内で利用したことがある人は推計でおよそ337万人、賭け金の総額は年間1兆2423億円にのぼりました。

無料版も含めて違法カジノサイトにアクセスした人の75.2%(4人に3人)が実際に金を賭ける有料版に進んでいて、利用経験者の59.6%は「ギャンブル依存症」だと自覚しているとのことです。

オンラインカジノを始めたきっかけとして多かった回答の一つに「有名人などの影響」もありました。有名なスポーツ選手やインフルエンサーなどを起用した広告の影響もあって、単なるゲーム感覚で、違法という認識がないまま利用が広がっていたという可能性も否定できません。

カジノサイトは、賭博ビジネスが合法な海外の国で運営されていても、日本国内から賭けた場合には賭博罪にあたります。警視庁では違法性の周知徹底のほか、決済代行業者やカジノを宣伝して利益を得た会社などの取り締まりを強める考えを示しました。