今朝、お越しいただいたのは、『(株)office 3.11』代表取締役の井出留美さんです。

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Q  井出さんには以前もお越しいただきましたが、(株)office 3.11についてご紹介いただけますか?

食と広報・コミュニケーションに関わる活動をしている会社です。「食品ロス」に関する全国からの講演を中心に、食べ物の本やレシピなどの栄養学的監修、ハラール情報サイトのアドバイザーなど、食と広報・コミュニケーションに関する活動を幅広くおこなっています。

Q  具体的にはどんな活動をしていらっしゃるのですか?

今年の6月には内閣府主催の第10回食育推進全国大会で「食品ロス」のファシリテーターを担当しました。会場に、農林水産省、消費者庁、環境省、行政(市区町村)食品企業、大学、NPOなど、さまざまな組織が集まりました。現在も、宮城県石巻市の石巻専修大学で、食品ロスも含めた「フードスペシャリスト論」の講義をしています。

Q  活動を行うことで感じることはありますか?

食べ物は、たくさんのエネルギー(電気、水)やコスト、人の力が関わってつくられています。それが世界で13億トン(生産量の3分の1)がまだ食べられるのに捨てられています。日本では642万トンが廃棄されています。途上国でも先進国でも食品ロスが起こっています。食品ロスを減らすことは急務だと感じます。

Q  そして私たちにできることはどんなことでしょう?

まずは食品ロスがどんなにたくさんあるかを知り、他人事ではなく、当事者意識を持ち、自分ごとにしてほしいです。日本は国民全員が、毎日、おにぎり1個〜2個分の食べ物を棄てている計算になります。日本の食品ロスは、一年間に収穫されるお米の量に匹敵します。

より詳しくは、(株)office 3.11のウェブサイトをチェックしてください。